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たるかわ みほ|暮らしと民藝
2023年6月10日 00:10
規則正しい雨音が心地よい立夏。高知市内から30分ほど車を走らせた。目指す工房は、四国を象徴するような小高い山を、果て無くぐるぐると登った先にある。のちに身体が後傾するほどの急斜面を登ると、使い慣らされた炭窯と木造りの工房がみえてきた。ここで、炭焼の技術を活かしながら竹の道具をつくるのは、下本一歩さん。この場所は、一歩さんの祖父母の暮らしていた村。今は合併して高知市の一部となったが、