ファンレター

こんばんは。蛍智宏です。

今日はファンレターを書いていて、これで文章は書いたということになるしnoteは書かなくてもいいかなーなどと考えていたのですが、時間もできたので結局書くことにしました。

突然ですが、私は声優さんが好きで、応援している方には年賀状を事務所宛てに送ろうとしていました。が、年賀はがきには声優さんへの感謝の気持ちを書き尽くしにくいので良い方法はないものかと探していました。一応、郵便局の定める大きさの封筒に「年賀」と書けば元旦に届けて下さるようですが、なんとなく面倒くささを感じ、結局のところ声優さんは事務所へ1月1日に行かないであろうことから、お手紙ということにして1月初めに届けばいいやの精神を持つことにしました。で、この年の瀬になっても2020年振り返り兼2021年も応援しています、という旨のファンレターを書いていたわけです。

さて、ファンレターって書いたことあるでしょうか?というかそもそも、お手紙を書く習慣を持っている人ってどのくらいなのでしょうか?私は2020年に、ファンレターを17枚、その他のお手紙を5枚書きました。たぶん20代の中では多い方だと思います。というわけで、同世代の友人からは私がファンレターを書くことに関して不思議がられます。

一般にファンレターというものはお相手から返事が来ることは少ないです。だけど、私は相手のことを考えながら便せんはどれにしようか、何色のペンで書こうか、何を伝えようか、何かプレゼントは添えようか、とあれこれ考えます。さらには、切手の絵柄も気にしたりします。

だから友人は「返信が帰ってこないのに、手紙書くのってむなしくならないの?」と聞いてくるのです。

この質問を聞いたとき、私はぽかんとしてしまいました。なぜなら、私にとってファンレターとは返信が帰ってこなくて当たり前のものでしたし、ファンレターの準備をしている私はとっても幸せな気持ちだからです。

そして、なぜこんなにも幸せなのかということも考えてみました。そもそもなぜ私はファンレターを書くのでしょうか?まず、その声優さんたちを応援していると「好き」という気持ちが自分の中にたまるので、あのときの○○がステキだったとかただひたすらに大好きなんだとかいうことを伝えて、自分の気持ちを軽くしたいからというのが私の一つの答えです。もう一つの答えは、あなたのことが大好きな人がいるんですよーということを本人に知ってもらいたいからです。

というわけで、ファンレターを書いているとき、私はその声優さんが出演したアニメ、ラジオ、イベントなどを思い出しながら、伝えたいことを考えているのです。例えば、あのアニメのセリフの感情の込め方に感動したとか、ラジオでのあの発言から元気をもらったとかです。

つまり私にとってのファンレターって、その声優さんの活躍に対するお返事なんです。その声優さんが録音スタジオから視聴者に向けて伝えた思いに対するお返事なんです。

だから、お返事がなくてもむなしくなくて、むしろ書いているときに幸せになれるんだなと気づいたというお話です。

と、ここまで考えたところで、これは全お手紙に共通する話なのではないかと思いました。お手紙は、送る側と受け取る側の関係性が始まったときから始まっていて、最初のお手紙は最初のお返事なのだなと思います。

noteを書いているうちに良いことに気づいてしまった気がします。ここまで読んでくださったあなたも、1つ便せんなど購入してみてはいかがでしょうか。あなたにまつわる誰かに、日ごろのお返事を書きたくなったときに背中を押してくれると思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?