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消えた百貨店:まるみつ百貨店と温泉

JR上諏訪駅前にあった百貨店。(長野県諏訪市)
全国で唯一の百貨店内温泉浴場があった。

なごみの湯ができる前の浴室

2011年に閉店となったが、その数年前にもともとあった店内の温泉浴場を「なごみの湯」とネーミングしてリニューアルした。

なごみの湯入口
なごみの湯浴室

男性浴場は窓がなく開放感がなかったのだけは残念だったが、駅前にあったので、電車待ちの際に度々利用した。

店内地下には食料品売り場があり、地元のメーカーの生蕎麦などをお土産に買ったりしていた。

五階にあったレストランに入ったこともあった。ガラガラで客は私一人。
そのあとに入ってきたばあちゃんが、空きテーブルがいくつもあるのにわざわざ私の前に座り、ウエイトレスさんにほかの席に移動するように促されていた。
私一人だけだったので、そのテーブルしか座れないのかと勘違いしたのだろう。
そんな記憶は鮮明にあるが、何をオーダーしたのか全く記憶がない。(笑)

地方都市にもそれなりに活気のあった町には、地元の百貨店というものがあった。
そしてそれはその町や地方のステータスシンボルであったともいえるだろう。

中信地方ではもはや松本の井上だけとなってしまった…。

そして、デパート、もしくは百貨店と呼ばれる商業施設はいつの日か地上から消えてしまうのだろうか?