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JR飯山線横倉駅と百合居温泉

タイトル画像は、長野県栄村にあるJR飯山線横倉(よこくら)駅。
2010年3月6日撮影。
この一年後の3月11日、東日本大震災。
そしてその翌日、長野県北部地震。
栄村は震度6強の地震に襲われた。
東日本大震災翌日だっただけに、あまり目立たなかったが大きな被害があった。
写真の横倉駅、倒壊こそしなかったが、倒壊の危険ありとのことでプレハブ駅舎を経て、その年の夏に新駅舎が誕生した。
下の画像が新駅舎。
2014年3月15日撮影。

横倉駅新駅舎

この駅には、駅前で理髪業を営む委託駅長さんがいる。
もう5年以上訪問していないが、駅長さんは元気だろうか。

この駅に降り立った目的は、ここから20分ほど歩いた場所に温泉浴場があるからだ。
飯山線に乗りに行こうと思ったときに、駅近くに温泉はないかと探し当てたのが、百合居温泉。
プレハブの簡素な建物だが、気持ちよい湯がかけ流されている。
温泉のプレハブは地震以前からのもの。

集落の憩いの場 百合居温泉 2019年

横倉駅から少し歩いて千曲川を渡ると箕作集落。
新しい家が多いのは、地震で倒壊などして建て直したため。
百合居温泉は箕作集落の東南方向に少しばかり歩いたところにある。

百合居温泉付近から見た箕作集落 2019年
横倉駅に進入する十日町方面行きの気動車 2014年
百合居橋から千曲川上流を眺める
下のスノーシェッドは旧国道、上のスノーシェッドは飯山線 2014年

横倉駅周辺から、千曲川右岸の箕作集落あたりは、冬は豪雪地だが、その他の季節はのどかな風景が広がる素敵なところ。
しかし、数年前、千曲川が氾濫し長野市などが洪水被害を受けたときは、このあたりも千曲川の水があふれ、集落が浸水したこともあった。

自然はのどかな風景を作り出してくれるが、時として恐ろしい姿を見せる。