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旅のお供はカメラ:OLYMPUS PEN

先日、実家でもう何十年ぶりかに発見したカメラ。
もう、ぶっこわれていて使用不可。
OLYMPUS PEN。
親に買ってもらった、初めての自分用のカメラ。
当時のお金で1万円くらいだと思った。
ハーフサイズのフィルムカメラ。
フィルムを手動で巻き上げて、シャッターを押すだけでそれなりに撮れる、バカでもチョンでも(使用禁止用語かもしれないけれど)撮れる、いわゆるバカチョンカメラ。
そしていわくつきのカメラ。(笑)

そう、もう半世紀前。
小学校の修学旅行で日光に行くことになった私は、カメラが欲しいと親にねだった。
そしてやっとのことで買ってもらったこのカメラ。
さて、いざ修学旅行当日、家を出る直前。
不安がよぎった。
大事なカメラ、旅行中に、どこかにぶつけて壊れたり、どこかに置き忘れたりしたら大変だ。
さあ、どうしようと思案の結果、出した答えが、持っていくのをやめよう(笑)
と、いうことで、小学校修学旅行の写真は東照宮で業者に撮ってもらった集合写真くらいしかない。
クラスでも、カメラなど持ってきていたのはごくわずか。
自分の班や友達でもってきている子はいなかった。

その後は、家族旅行などで活躍した。
京都奈良旅行、仙台平泉旅行、会津旅行などなど。

このカメラの良いところは、小さいから持ち運びが楽、押すだけで撮れる。
ハーフサイズのフォーマットだから、36枚撮りフィルムで72枚も撮影できること。
その代わり引き延ばすと画像があれてしまうけど。

多分、高校を卒業するころまで頻繁に使っていたと思う。
その後は、フジカの一眼、そのあとはオリンパスのOM10と、使用するカメラが変わっていった。

OLYMPUS PEN、バカチョンとバカにされたようなカメラだけど、裏を返せば誰でもそこそこの写真が撮れるということは、優秀なカメラということ。
だから人気はあったし、OLYMPUSというメーカーも好きだった。