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大笑映画の会と映画塾|新しい五年目に向けて(後半)

新年度の方針

みなさんこんにちは。前回の令和4年度の反省の記事からから少し日が経ってしまいました。反省記事は約2、3ヶ月のフィードバック期間をかけて人間が書いています(最近GPTに書かせた記事をアップしたので誤解されないように念の為。。)。次はその反省をベースに新年度の方針を表明するものですが、新しい未来は何をどうこうするかの詳細は最低限に止めるべきであり、ある程度の方針を決めればあとは行動あるのみです。各事業体の詳細は次の機会にでもお伝えすることとし、ここでは簡単に映画作家育成事業と映画制作事業の方向性を定め、新しい5年目に向けての後半としたいと思います。

会塾事業の目的と方針の再確認

映画作家育成事業について、令和5年度は、無償を謳った大笑映画塾の方針を軌道修正し、来年度以降に営利と非営利の明確な線引きを行った育成事業を運営すべく、それぞれの事業の目的と方針を再確認するための移行措置期間とします。育成事業は参加者の映画作家としての成長を最優先に考えることが大切であり、新進映画作家のスキル向上や独自の映画言語を築くことを目標とし、このために営利と非営利の事業体でどのような異なるアプローチが求められるのかを研究します。営利と非営利の事業を明確に区別することで、それぞれの事業における目的と方針を適切に達成し、映画作家育成事業全体の発展に繋げることができます。令和6年度以降はこの区別を基本に、事業の展開を進めていく方針となります。

映画制作事業については、営利・非営利を区別しない映画制作事業を行うことを前提とした映画制作者集団「大笑映画研究会(笑映研)」に移行することとし、その参加者はもっぱらプロかプロ志望のみを対象とします。映画制作事業は、利益を追求し、資金調達や出資者との関係を築くことに重点を置きます。映画制作事業の営利化を通じて、より多くの資源を獲得し、高品質な作品を創り出すことを目指します。

映画作家育成事業の棲み分けについて

営利・非営利を問わず、大笑が映画作家の育成に重点を置くことに変わりはありません。映画作家の成長を最優先に考え、才能ある映画作家を発掘・育成することで、独自の映画言語を持つ新進の作家たちが世界に羽ばたく機会を提供します。

そのために、以下の点を強調して取り組みます。

a. 参加者の主体性を尊重する
参加者が自らのアイデアやビジョンを追求し、映画作家としての独自性を発揮できるような環境を整えます。個々の参加者が自らの映画言語を築くことを支援し、多様な映画作品が生まれることを促進します。

b. 実践的な学びの場を提供する
自らの手で実際に映画を作ることによって、参加者が直面する課題や問題を自ら解決し、技術や知識を身につけることができるよう、実践的な学びの場を提供します。

c. 失敗を恐れず挑戦する機会を与える
成長のためには、失敗を経験し、その学びを次の作品に活かすことが重要です。参加者に失敗を恐れず挑戦する機会を与え、自らの失敗を成長につなげることを奨励します。

d. 他者との協力・競争を通じた刺激の交流
参加者同士が互いに協力し合い、競い合うことで、新たなアイデアや技術を学び取り、互いに刺激を与え合います。このような交流を通じて、映画作家としての成長を促進します。

映画制作事業の営利化に向けた取り組み

新年度の方針では、映画制作事業の営利化に注力していくことを明確にし、より多くの人々に素晴らしい映画作品を届けるために尽力します。具体的には、非営利を謳っていた大笑映画の会の制作機能は全面的に運営母体の大笑プロダクションに還元し、新たに大笑映画研究会(笑映研)という映画制作者集団を立ち上げます。この集団は、映画制作または映像制作に関連する専門職で生計を立てているフリーランサーとまだ未熟ではあるが将来的に業界で働くことを目指すプロ志望が参加するネットワークとなり、専門のウェブサイトを作成し(shoeiken.net)、一種のポートフォリオサイトとして機能します。この制作集団自体は直接的に仕事を募集することはせず、また制作事業を行うこともなく、より正確に例えるのであれば、営利活動も行う大笑映画の会となります。実際に営利作品制作をする場合は、運営母体の大笑プロダクションがそれを担います。この方法自体は、大笑映画の会のみなし第2回(「さらば!見て回り手書きメンテナンス」)、第3回(「The Kikuichi Story Trilogy」)作品が運営母体の大笑プロダクションの制作事業に映画の会塾参加者が任意参加する形で行なっていたことを参考にしています。笑映研の具体的な機能は、2023年夏までには公開予定の専用のホームページに詳細を記載します。

尚、従来の大笑映画の会(映画塾を含む)のウェブサイトは、運営母体のdaishoproducitons.comのサブドメインから、笑映研のサブドメインへとURLの変更を行いました(kai.shoeiken.net)。これは、大笑映画の会塾が引き続き従来の「非営利」の運営スタイルを試験的に継続することを示すものであり、その事業体は非営利・営利と問わないプロの映画制作者のネットワークである笑映研のサブ事業として新たに再出発するものです。今年度は、大笑映画の会塾が非営利のままでどのようにその社会的目的を果たし、貢献できるのかを研究するものです。

映画制作事業の営利化に向けた取り組みは、それを通じてより多くの観客に作品を届けるだけでなく、映画作家や関係者の収益向上や自立を促進し、映画業界全体の発展に貢献することを目指します。これにより、映画作家育成事業と映画制作事業が相互に支え合い、持続可能な組織として成長していくことが期待されます。

映画作家育成事業のカリキュラム改善

新年度では、映画作家育成事業のカリキュラムをより実践的で効果的なものにするため、以下の改善を実施します。

a. 昨年度の反省を踏まえたカリキュラム見直し
昨年度の反省を踏まえ、カリキュラムの見直しを行います。参加者のスキルやニーズに合わせた指導内容や方法を検討し、映画作家としての成長を促すような教育プログラムを提供します。

b. 参加者が形式化の失敗を自ら行える環境の整備
映画作家として成長するためには、自分の失敗を経験し、それから学ぶことが重要です。そのため、参加者が形式化の失敗を自ら行える環境を整備し、失敗を恐れずに挑戦できる機会を増やします。

c. 実践的な学習機会の提供を増やす
映画作家育成には、実践的な学習機会が不可欠です。参加者の大多数が初心者、初級者レベルであることを鑑みるに、理論主体の講義は最低限に抑え、経験ベースで実際に映画制作を自分の手で行う機会を増やすことで、参加者が映画制作の現場で直接学ぶことができるようにします。

これらのカリキュラム改善により、映画作家育成事業は参加者が映画制作の現場で直面する様々な課題や問題に対処できる能力を身につけることができ、自立した映画作家として活躍できるようになることが期待されます。映画作家の育成を通じて、映画業界の発展に寄与し、新たな才能を育て上げることができることを目指します。

コミュニケーションとサポート体制の強化

新年度の方針では、参加者やスタッフ間のコミュニケーションとサポート体制の強化を図ります。具体的には以下の取り組みを実施します。

a. 参加者同士のコミュニケーション促進策の導入
参加者同士のコミュニケーションを促進することで、互いの知識や経験を共有し、協力し合う環境を作り出します。ワークショップやグループワークを通じて、参加者同士の交流を促し、お互いを刺激し合いながら成長できる場を提供します。

b. メンター制度の導入や個別指導の強化
映画作家として成長するためには、個々のニーズに応じた指導が欠かせません。メンター制度を導入し、経験豊富な映画業界のプロフェッショナルが参加者の成長をサポートします。また、個別指導を強化し、参加者一人ひとりに合わせたカスタマイズされた指導を提供します。

c. フィードバックや評価システムの改善
参加者の成長を促すためには、適切なフィードバックと評価が必要です。フィードバックや評価システムを改善し、参加者が自分の進捗や成果を明確に把握できるようにします。これにより、参加者は自己評価や目標設定が容易になり、自分自身の成長を実感できるようになります。

これらの取り組みにより、映画作家育成事業は参加者が互いに切磋琢磨し、サポートし合いながら成長できる環境を整えます。コミュニケーションとサポート体制の強化によって、参加者が映画業界で成功を収める確率が高まり、映画作家としての将来性が広がることが期待されます。

成果の発信と評価

新年度の方針では、参加者の成果物の発信と評価を重視します。具体的には以下の取り組みを実施します。

a. 成果物の公開や映画祭への出品を通じた評価の受け取り
参加者が制作した映画作品を積極的に公開し、映画祭への出品を通じて広く評価を受ける機会を提供します。これにより、参加者は自分の作品がどのように受け止められるかを客観的に把握し、自己評価や今後の改善点に役立てることができます。

b. 効果的なプロモーション戦略の策定
参加者の作品が広く評価されるためには、効果的なプロモーションが欠かせません。SNSやウェブサイトを活用したデジタルマーケティング、映画祭やイベントでのプロモーションなど、多様な手法を用いて作品をアピールし、観客や映画業界関係者の関心を引きます。

c. 評価結果をもとに次年度の改善点を見つける
映画祭や観客からの評価を受けた後、得られたフィードバックをもとに次年度の改善点を明確にします。また、映画作家育成事業全体の運営やカリキュラムに関しても、参加者や関係者からの意見を取り入れ、継続的に改善を図ります。

これらの取り組みにより、映画作家育成事業は参加者の作品が広く評価される機会を増やし、そのフィードバックを活用して更なる成長を促します。成果の発信と評価によって、参加者は自分の作品や能力に自信を持ち、映画業界での活躍の道を切り拓くことができるでしょう。

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