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自分のルーツを探しに…ドライブ🚗

今、世間では
夫婦別姓についてお話しが進んでいる。

戸籍をいぢくらない事実婚も少なく無い。
別にどうこう言うつもりは無いが、
自分のルーツを知る為に姓を遡る時、
戸籍謄本が役立つ。

今回は、
二十年来のモヤモヤを解消しに行ったお話し。


きっかけは、母の鬼籍入り

父は日本橋、母は西新井の人。
父は早くに鬼籍入りしており、記憶は然程無い。
母はせっかちで、
「ひ」と「し」が上手くない人だった。

今から二十年程前、母の鬼籍入りに際し、
母の出生から死亡迄の戸籍謄本を
採る必要があった。
本来なら、書士や弁護士等に依頼するのが
普通らしいが、全てを自分でやってみた。

もし他人任せだったら、知れなかった事。


戸籍から知る母の生い立ち

先ず、地元の、今(二十年前)の戸籍を採る。
何処から、いつ編入してきたかが書いてある。
編入元の自治体に手続きして、戸籍を採る。
これの繰り返し。
私が生まれてからも、
何回か引っ越しをしているが、
その辺は聞き及んでいたり、知っていたり。
問題は、私が生まれる前、更に昔の結婚前、
遡って、行き着く先は母の出生迄。
戸籍を遡る旅。

なんだ、私が幼少期を過ごした横浜にも
住んでいた事があるんだ…。
生まれは…? 
当時の風習として、
母方の実家で出産が一般的だった。
那珂郡湊町?  今の那珂湊か? 
三十年来、野良焚き火をする際の
買い出し場所…あの那珂湊か!
モヤモヤaの誕生


姓の変遷

そもそも、何十代も続く名家でない。
市井の民故、家系を遡るのは容易では無く、
戸籍謄本に頼るしか無い。

今の私の姓を①としよう。
今から七十年程前に、
父(姓①)と母(姓②)が結ばれて
私が今ここに存在している。
父方の姓(①)は、①と③の婚姻による。
ここは、聞き及んでおり、面識もあった。

一方、母方は、
父との結婚前の旧姓は④であり、
父方(①)の祖父母は、
私が生まれる前に他界しており面識が無いが、
母方(④)の祖父だけは当時唯一御存命で、
色々な思い出も残っている。

一つ遡って④の成り立ちは大正時代。
④と⑤の婚姻による。
⑤の姓は薄ぼんやりと知っている程度。
モヤモヤbの誕生
そして、母が生まれた。(昭和初期)


モヤモヤ解消に出掛けよう!


母鬼籍入りから二十年来のモヤモヤ。
今春から、自由の身となったので、
モヤモヤ解消に出掛けよう!

いつもの様に、夜明け前に目を覚ましてしまう。
RAIZEを駆って、北へ!目指すは茨城県那珂湊。
九州ロングドライブで貯まったETCマイレージは使わずに、今回は下道でのドライブ。
夜明け頃、246を北上、渋谷青学横から神田明大下を通過し、都内の渋滞は無事回避出来た。
朝食は07:30山岡家牛久店さんにて。

行ってみたかった山岡家牛久店さん
私の行動原理の多くは『食事』が占めている。
炒飯¥350+朝ラー¥520
冷凍炒飯を炒飯マシーン
(ドラム型洗濯機的な…)に入れて作る。
職人でなくても簡単に作れる。

07:45出発
入る→喰う→出るまで15分。
もう、そんなに早く喰わんでもいいのに、
いかんいかん。治さねば。


ネットでは解らない事

ネットで下調べして、
 •◯◯◯番地から、◯丁目◯番地へ変更
 •那珂湊市へ変更
 •ひたちなか市への変更
等の大枠は調べられるが、
肝心の 那珂郡湊町◯◯◯番地は何処?
までは解らない。
現地で図書館二つはしごして、郷土資料を漁る。
電子化されていない情報が、山程待っている。
司書の方々にもご協力頂き、昔の地図を眺める。
昔の地図=フリーハンドの地図の為、
 •寺や神社の位置
 •道の曲がり具合や繋がり具合
等を頼りに、近代の地図と重ね合わせる。

この辻の左側から、この通りの右側迄の間で、
この寺の下辺りが那珂郡湊町らしい…と
あたりをつける。
幾つかの資料の写しを頂く。(有料)


探索と聞き込み開始

先ずは腹ごしらえ。

お昼は那珂湊焼きそばを
喰い道楽すみよし さんの
『いつものセット』ランチ
先ずはサラダから
モツ煮と半ライスと那珂湊焼きそばがついて

無駄に飯を喰った訳ではない。多分…。
食後に、店の方に聞き込みを。
那珂湊市あたり迄の記憶はあるが、
その前、更に前ともなると難しい。
古くからのお店を幾つかご紹介頂き、
御礼を言って店を出る。

古くからのお店でも聞き込み。
だが、流石に記憶の外。百年前の出来事。


目星と後書き

結局、ピンポイントでここだっ!迄は
解らなかったが、状況証拠から目星をつけた。

目星乃壱 地形や家屋の記録から
目星乃弍 当時の中心部

たかだか百年前の話しが、調べても解らない。
更にもうひと世代、更に前…と遡ると、
戸籍すら残っていない(戸籍が無い時代)、
行政も移り変わって、
人も移り住んで、
今現在、⑤の姓の方はこの地には見当たらない。

モヤモヤは完全には解消されていないが、
心地好い満足感が残った。

地元境の橋を越える頃、
夕映えが「おかえり」と…

次のドライブは何処へ行こうか…?

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