トランスジェンダーは性転換手術を受けるのをやめろ!

はじめに

過激なタイトルで釣りをしてしまいましたが、この文章はあくまでも個人的な考え方です。そして私には少なくとも、差別をしたくないという意志があります。
この文章に、どこか間違っているところがあったら、指摘していただきたい。私の考えが正され、ジェンダーマイノリティが少しでも生きやすい世界になるように、みなさんの考えをお聞かせください。
この文章をすでに性転換手術を受けた方が読んだ場合、不快に思われるかもしれません。しかし、私は、性転換手術を受けた方を否定する意図はまったくありません。性転換手術という重大な決断をした方には、私には想像も至らないようなそれまでの道のりがあるはずでしょう。したがって、私はむしろそんな決断をした方を尊重します。

このnoteは、私が以前書きちらしたものを、今回のタイトルに合うように加筆修正したものです。

本文


(中略)しかし、そうではないのです。
私がここでしているのは、肉体的な性、つまりジェンダーではなく、セックスの話です。人間が繫殖するためには、男性と女性という二つの性が必要であり、それはそのまま保有する生殖器の違いになります。
確かに、心の性は千差万別であることも可能でしょう。しかし、肉体的性にそれを持ち込むことはできません。人間という生物の構造上、二つの性が前提を作られているのです。確かにインターセックスの人もいます。しかしそれはマイノリティであり、マジョリティで構成される社会を考える際には、むやみやたらに導入されるべきではありません。これは、マイノリティが排除されるべきという考え方ではなく、マイノリティを含めて考えるには留保が必要であるということです。今回の場合、ジェンダーバイアスを形成する主体はマジョリティ、すなわち男性/女性いずれかの肉体的性を持つ人達です。マジョリティの話をしている際に、マイノリティの話を持ち出して混同されてはなりません。

人間の肉体には男性と女性という二つの性しかなく、生まれ持った肉体の性は、いかなることがあろうともかえることができない」ということは、私が物心ついた時から現在までという短い時間ではありますが、それでも人生をかけてようやく導き出した考えなのです。

私は第二外国語にフランス語を選択しています。フランス語に男性形女性形があることは有名な話ですが、例えば私がフランス語で「私は大学生です」と言う時、男性形で言うと、先生に直されることがしばしばあります。そのたびに私は「ああ自分は女なんだな」と実感することになります。
いくら男っぽい恰好をしても、胸つぶしを着ても、私は女として認識されるのです。仮に完璧な男装をして男だと認識されるとしても、女として生まれた以上、男にはなりえません。肉体は子宮と卵巣を持った女性です。性転換手術を受けたとしましょう。それでもやはり男性にはなりえません。形成された精巣と陰茎を機能させる医療技術は、私の知る限りではまだ存在していないからです。FTMの場合でお話ししましたが、MTFでもこれは同じです。
ある一方の性から、もう一方の性になることはできません。これは、生物学的な構造上しかたがないことなのです。
ジェンダーがグラデーションだとするなら、セックスは2色しかないのです。
いくら泣いても、どんなに祈ろうとも、手術をしようとも、生まれ持った肉体の性を本当の意味で変えることはできません
しかし、心の性は肉体の性に左右されません。セックスがなんであろうと、ジェンダーはジェンダーでいいのです。
というかそもそも、性転換手術を受けること自体が、男性/女性という二分化された概念を助長することになりませんか?(ただ、これに関してはまだうまくまとまっていないし、間違っているかもしれないので、誰か一緒に考えましょう)

おわりに

生まれ持った肉体の性は変えることができません。
でも、肉体の性がなんであろうと、心の性はそれに影響されないのです。だから、受け入れてあげませんか?どんなに憎らしいとしても、あなたが生まれ持ったものです。愛することはできなくても、それでいいんだと思ってみてもいいんじゃないですか?



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