ウクライナとロシア、交渉前にわかっていることは？

28日、ベラルーシ領内でロシアとウクライナの交渉が行われる予定だ。「スプートニク」が、交渉前にわかっていることについてお伝えする。
・ベラルーシ外務省は、ロシアとウクライナが協議を行うための場の準備は整い、代表団の到着を待っていると発表した。

・ベラルーシでロシア代表団を率いるウラジミール・メジンスキー氏は、ウクライナ側との交渉は12時に開始される予定だと伝えた。ウクライナ代表団は夜遅くにベラルーシに到着した。
・日本の岸田首相は、ロシアの抑止力を任務遂行の特別態勢に移行させるというロシアのプーチン大統領の決定について、「事態をさらに不安定化させる危険な行為だ」と述べた。
・ロシア国防省は、ロシア軍がザポリージャ原子力発電所を管理下に置いたと発表した。ザポリージャ州にはエネルゴダルやベルジャーンシクといった都市がある。
・首都キエフのクリチコ市長はAP通信のインタビューで、キエフからの出口はすべて封鎖され、キエフは包囲されていると語った。

・一方、ロシア国防省は、民間人はキエフとヴァシルコフを結ぶ道路を使ってキエフから退避することができると発表した。
・欧州連合（EU）のボレル外交安全保障上級代表は、EUはロシアのオリガルヒ（新興財閥）を対象にした厳しい制裁の発動について協議すると発表した。
・EUは、ロシア航空機の上空飛行の完全な禁止を含む新たな制裁を導入した。個人が所有するプライベートジェット機も対象となる。
・ロシア国防省は、ウクライナにおける作戦でロシア軍に死傷者が出ていることを発表した。なお、その数は明らかにしなかった。国防省は「しかし、我われの損失は、殲滅された民族主義者やウクライナ軍の損失の数分の1だ」と発表した。
・ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアとの交渉について、「小さいがチャンスだ」と述べた。