ねこやしきの全歴史③(社会人編)
こんなことを言うと
敵をつくりそうではあるが
実は実家がボチボチ裕福である。
それはそうだ、幼少期に
海外で過ごさせてくれた親には
感謝している。
ただ物心つくころに
耳にタコができるほどいわれた
「お前には1円たりとも財産を渡さない」
この言葉を真に受けていた僕は、
とにかく早く自立したい、
「こんな奴ぎゃふんと言わせてやる」
という思いが強くなっていた。
願いは半分ほど叶い、
僕は無事に公園での自立を達成することとなる。
ぎゃふんと言いたかったのは僕のほうであった