「きっかけはバスケットボール。」あとがき:コンテスト受賞から数日経って

先日、Panasonicさん×noteさんの投稿コンテスト 「スポーツがくれたもの」の審査結果が公開されました。
私は 「きっかけはバスケットボール。」という
投稿を応募しました。

この応募作品が、この度 審査員特別賞(三浦優希さん賞)を受賞することができました。

企画ならびに審査に携わってくださった
Panasonicさん、そしてnoteの皆さん。

また今回のコンテストで 審査員を務められた
三浦優希さん、河内一馬さん、たけもこ/竹本萌瑛子さん。

ありがとうございます。

前回の記事で ご報告だけさせていただきましたが、

沢山の方々から コメント、そしてサポート/オススメなどでお祝いいただきました。
改めてありがとうございます。

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「スポーツがくれたもの」というテーマ

昨年10月にnoteを始めたので、来月でやっと9ヶ月になります。
これまでnoteのコンテストは、これまでも何度か応募してきました。
とはいえ、このタイトルテーマを見たとき、私は初めは書くつもりはありませんでした。
なぜなら、作品を読んだ方ならお分かりの通り
私自身、もともと運動/スポーツは苦手。
そんな私が書くとするならば、
【運動/スポーツが苦手な私】【小さな頃に足に怪我を負ったことのある私】という視点。
読者の方々が読んでワクワクしたり、読み終えて爽やかな気分になるようなものは恐らく書けないからです。
(スポーツ観戦記のようなものは別として。)
そうした投稿というのは読み手の方にとっても
必ずしも進んで読みたいとは思えないものだろうと思っていました。
応募してからも、私の作品は浮いてしまうだろうな、ということを危惧していました。
だから、noteの話題記事や公式、編集部のマガジンで取り上げられた時も、信じられなかったのは正直な感想です。
ましてや賞まで。
誰よりも本人が未だに一番驚いているのです。

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お兄さん そしてバスケ部の先生 との出会い

これまでの人生を振り返ると、本当に沢山の方々と出会ってきたと思います。
特に、私の人生に大きな影響を与えたといえる人たちの存在は、どれほど時が流れても忘れることはありません。
実は 私自身、小学校の時に いじめで足に怪我を負ったこと、というエピソードは 小学校卒業以降、
どんなに親しい友人にも話したことはありませんでした。
中学・高校の体育の教師の先生たちに言ったこともありません。
怪我をした、ということに逃げ道を作りたくなかった、というのもあります。
当時、リハビリ室や病院で出会った 車いす生活を余儀なくされた人たち、お兄さんのように 大好きなバスケットボールを諦めなくてはならなくなった人たちとの出会いがあったからでした。
足を庇いながらたどたどしく走る私に
ボールをパスしてくれたバスケ部の顧問の先生も。
私を【足が悪い生徒】としてではなく、【運動は苦手というけれど楽しそうにしている子】として接してくれました。
私なりに下手でも、苦手でも楽しもう。そう思えたきっかけがあったからです。

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いじめについて

このエッセイを書くにあたって、
悩んだことが一点ありました。
怪我の原因である いじめ の思い出を書くかどうかということです。
いじめによる怪我、と書かなくてもいいのか?
これについては書き上げるギリギリまでかなり悩みました。
実は、noteで始めの頃に 私が中高時代(中高一貫校でした)に経験した いじめについて書いたことがあります。
敢えてリンクは貼りません。
もともと私の親友だった子がいじめに遭い
退学。
その子を庇い続けていた私が、彼女の退学後、いじめのターゲットとなりました。
そんな出来事をnoteに記したわけです。
私の文章が稚拙というのもありますが
読んでくださった方も、リアクションくださった方もごくごくわずか。
そういうこともありますが、そうしたネガティブな体験に基づく話を読もうとする人はやはりほとんどいないと思いました。
そうしたこともあり、なかなか いじめという経験を書くことに抵抗があったのです。
でも、今もなお 時代を越えても いじめで悩む小学生や中高生はいる。
だとしたら、そんな子たちの希望の光になれたらな。
そう思いました。
私が小学生だった頃、中・高生だった頃。
いじめで辛いな、やりきれないなと思ったときに
SNSやこうしたインターネットがあったら、
やはり救いというか、支えになる言葉が
欲しかったと思ったはずだからです。

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受賞を受けて

審査結果がnote公式さんより発表されて、数日経過しました。
日を増すごとに、喜び以上に 賞の重みを実感しています。
というのも、皆さんからの祝福コメントなどにお返事しつつ
受賞した皆さんの作品を改めて読ませていただきました。
こんな素晴らしい作品を書く方々と受賞したのだと身の引き締まる思いです。
審査員特別賞(三浦優希さん賞)に選定して下さった
三浦優希さん。
SNSでも私の作品をシェアして下さいました。
noteさんの審査発表記事で公開された
賞に際しての三浦さんの選評がとても温かく。
ご自身がプロアイスホッケー選手という 厳しいプロスポーツ界に身を置かれた方に
目を留めていただいたことは本当に嬉しいです。
河内一馬さん、たけもこ/竹本萌瑛子さんも
そして、Panasonicさん noteさん にも
改めてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
特に今のご時世、スポーツに携わる人たちが批判や非難の対象にもなってしまうような状況。
「スポーツがくれたもの」というテーマを設定することも
また、作品を選定・審査する上でも
様々な思いや懸念、ご苦労もおありだったかと思います。
本当にありがとうございました。

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最後に

いただいた賞金の一部は
noteを通じて出会った
これから活躍を期待する方々へ支援、サポートに使わせていただきたいと思います。

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そして 結びに大好きなThe Script(先日、「僕のヒーロー」という記事で取り上げました)の Hall Of Fameという曲を紹介します。
この曲は様々なスポーツの大会やコマーシャルでも使われてきました。
なのでどこかで耳にしたことがある方もいらっしゃるかと。
まずは この曲を glee/グリー(2009年から2015年まで放送された米テレビドラマ。)のキャストが歌った時のパフォーマンス動画から。
(日本語字幕あり)

こちらは オリジナルです。
The Script: Hall Of Fame

日々頑張っている、すべて人たちへ。

読んでくださり、ありがとうございました。

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