幽霊子育飴
みなとや幽霊子育飴本舗
六波羅蜜寺や六道珍皇寺の近くに、450年続く、みなとや幽霊子育飴本舗という飴屋さんがあります(見出しの画像は、幽霊子育飴です。画像出所:みなとや幽霊子育飴本舗 https://kosodateame.com/sales.html)。この辺りは、埋葬の地であった鳥辺山(諸説ありますが、だいたい清水寺の周辺)近辺ですので、幽霊物語が多いです。下の画像は、このみなとや幽霊子育飴本舗です。画像出所:京都100年起業研究会 https://shinise.kyoto.jp/140/。
幽霊子育飴のお話は、以下の通りです。夜な夜な、飴を買いにくる女性がいたました。あるとき、墓場から赤子の泣き声がするので、掘り起こしてみると、母親の死体のそばに生きた赤子がいるではないですか。その後、飴を買いにくる女性は現れなくなりました。母親の幽霊が子供のために、飴を買いにきていたのでしょう。その赤子は、8歳で出家し、高僧になったと伝えられています。
漫画家の故水木しげるさんが、このお話に感動して漫画「ゲゲゲの鬼太郎(当時墓場鬼太郎)」を思いついたと言われています。下の画像は、墓場鬼太郎です。画像出所:アマゾン。
もう一つの幽霊子育飴伝説
同様の話が立本寺(りゅうほんじ)にもあり、赤ん坊は立本寺二十世の日審となったとされています。そして、この立本寺でも、幽霊子育て飴が売られています。みなとやの付近は鳥辺山、立本寺の付近は蓮台野という埋葬地がありましたので、こうした話は多いように思います。下の画像は、立本寺です。画像出所:京都観光Navi https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=670。