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私が複業で独立系FPとして活動する理由

こんにちは!
IT企業で経営企画職を本業とし、複業で独立系ファイナンシャル・プランナー※(以下、独立系FP)の仕事をしています細川です。
※独立系FPとは、特定の金融機関に所属せず、幅広いジャンルの金融分野に精通し、豊富な選択肢から最適な手段を提案する職業です。詳細は3.で記載しています。

今回は私がなぜ複業で独立系FPの仕事をしているのかを書いてみようと思います。
世の流れで投資が民主化し、金融業者も情報も溢れる中で、独立系FPとはなんなのか、そして細川自身は何者なのかについて、少しでもご理解いただけたら嬉しいです。

1.自己紹介

【プロフィール】
氏名:細川 謙一(ほそけん)
出身:神奈川県川崎市
仕事:IT企業経営企画、独立系FP
趣味:Jリーグ観戦、旅行、車、グルメ

【略歴】
・2014年:大学で金融経済を専攻後、生保会社に入社(内勤)
・2019年:大手IT企業の法人営業へ転職
・2021年:経営学修士(MBA)取得
・2023年:DXビジネスを担う部門で経営企画職に従事(現在)

昔から食いしん坊で食べることが大好きです笑

2.金融へ感じた違和感が、FPとしての使命感に変わった

私が生保会社に入社した理由は、人々の長い人生に寄り添い助けになる生命保険という商品に魅力を感じていたからです。

仕事内容は営業とは無縁で、すでに保険に加入したお客さん向けにアフターフォローを行うものでしたが、そこでは入社前には想像もしていなかった不満の声をたくさん聞くことになりました。

「契約時に聞いていた金額と違うじゃないか!」
「更新時にこんなに保険料が上がるなんて聞いてないぞ!」

生保会社の名誉と誤解を防ぐためにお伝えすると、どちらも商品の仕組み上、事前に確定事項として金額をお伝えするのはできないものです。つまり、保険会社としてはルールに沿ってご案内しているだけなのです。

ただ、保険の出口の業務で感じたことは、保険をよく理解せずに加入している人が多い!ということです。
営業マンがきちんと説明すればいい、といえばそうですが、前提知識が乏しい方に教えるのは簡単ではなく、ましてや生活のために仕事で多くのお客さんへ保険を売っているのですから、正確な理解を得ることが二の次になるのもやむを得ません。

私はむしろ、金融知識が世の中に正しく普及していないことに課題を感じました。
やがて、フラットな立場でグローバルスタンダードな金融知識を身に着け、幅広い選択肢からその人に最も適した金融商品を提案できる仕事がしたい!それをできるのは自分しかいない!!と使命感が芽生えました。

そして兼職が認められているIT企業に転職し、自社商材のない、真の顧客目線を徹底的に追求した独立系ファイナンシャル・プランナーとして活動し始め、現在に至ります。

3.なぜ独立系FPなのか

企業系FPと独立系FP(細川の場合)の比較


ファイナンシャル・プランナー(FP)は大きく2種類に分けることができます。

企業系FP:金融機関や専属代理店に勤め、自社商材を販売する
独立系FP:自社商材がなく幅広い金融商品や手段から最適な選択を提案する

世の中のFPの多くは前者の企業系FPです。私は後者で、株式会社ワンクエストの独立系FPメンバーとして、日々金融教育や資産形成相談業務をしています。
企業系FPを否定するつもりは一切ありませんが、売りたい商材がすでに決まっているため、顧客の幅広い金融ニーズには応えにくいという性質があります。
例えば保険会社の営業マンは自社の保険しか提案できません。同様に、銀行も証券も不動産会社も、自分の所属企業が保有する商材しか、基本的に提案することができません。
しかしお客さんの立場で考えると、A生保よりB生保が良いかもしれないし、もっといえば保険以外の選択肢が適しているかもしれません。
私はそうした真の顧客本位の提案に、真正面から挑戦したいのです。

独立系FPの提案イメージ

4.会社員でFPだからこそ、伝えたいことがある

複業としてやっていると、このように感じる人もいるかもしれません。

・小遣い稼ぎにやっているんじゃないか?
・本業でやっていく自信がないから副業にしているんじゃないか?

たとえそう思われたとしても、私は会社員であり独立系FPであることに誇りを持っており、どちらも本気で取り組んでいます。
具体的な理由は以下のとおりです。

私が会社員として独立系FPであり続ける理由

また、お客さんにとってのメリットは、FPである私自身が会社員でありFPでもあることで、顧客視点とFP視点の両方を当事者として兼ね備えることができるため、真にお客さんが求める視座を得られると確信しています。

これが、私があえて複業で独立系FPの活動をする理由です。

私が複業のFPとして提供したい価値(オレンジ箇所)
自身のビジネスマンとしての能力向上にも寄与する

5.複業としての成果(収益)から逃げない。だからこそ顧客への価値提供にコミットする

複業でやるということは、たとえ成果(収入)がなくても生きていくには困らないという側面も持っています。
私も始めた当初は、「ボランティアだから」「社会貢献だから」と言い訳し、成果が出ないことから目を背けていました。しかしこれらの考え方は大きな間違いです。

相手に価値を提供して成果を出し、その結果として対価を得るのは当然のことです。逆に、成果が出ないということは「相手に価値を提供できていない」ということです。ビジネス、特に株式市場の世界では、利益が出ない企業は納税も発生せず、社会に必要とされていないとみなされ、やがて淘汰されます。

つまり、複業であれ本業であれ、事業として行っているのであれば利益を出さないことは怠慢であり、価値を生まないため存在してはいけないのです。
当然、さも価値を提供しているかのようにお客さんを騙して利益を得ている事業者がいるのも事実です。私はそうした業者がはびこるいまの世の中が許せないし、自分が変えたいと強く思っています。

ただ、私も会社員としての価値観が強く、始めた当初は友人や知り合いとビジネスをすることで対価を得るのは少し違和感がありました。でもそれは、金融商品を買って不幸になっている人を見たり、売り手が都合の悪いことを隠しているのを知っていたからだと思います。

だからこそ、身近な人にも価値を提供できる人が増えないと業界は良くなりません。
ある金融機関に勤める知り合いが言ってて印象的だったのは、「知らないお客さんにはノルマのためにガンガン売るけど、家族や友達には売りたくない」という言葉です。これってよく考えるとすごくひどい話しだと思います。「自分の知らない他人ならどんな粗悪な商品でも売って構わない」と言っているようなものだからです。

私はしっかりと価値を提供することを目的に、収益を得ることから逃げません。(なお、事前連絡無しに費用を請求することはありません)

6.最後にみなさまへ

私をご存知だった方もそうでない方も、最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を書いた目的は、そもそも独立系FPとはなにか、なぜ私が複業でそれをやっているのかをお伝えすることです。
もし少しでも共感してもらえたなら嬉しいですし、さらに応援してもらえるような価値あるFPを目指して頑張ります。

P.S.
いますぐでなくとも、いつかライフイベントや資産形成を考えるときが来たら、相談で頼ってもらえれば全力でお力になります。
また、Twitterで情報発信していますので、よかったら気軽にご覧ください。DMでご相談の連絡もOKです(^^)

○ご相談事例
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この投稿が、みなさまに何かしらのきっかけになれば幸いです。

新婚旅行で行った沖縄から1枚


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