#23 育休11週目
男はつらいよ
まだ20世紀であった頃に上京したので、東京生活はそこそこ長い。それなのに帝釈天には行ったことがなかったので、天気の良い日曜に長男と。#14 育休08週目や#15 育児小ネタ(年パス)で述べた点と同じく、寺社仏閣は車が来ないので、安心。交通事故のリスクは、幾つになっても回避したいものだ。余談だが、次男。寅年生まれなので、寅次郎という名付け案もあった。しかし若いうちに家出しちゃって何年も帰って来なそうなので、まぁやめるよね。かっこいいんだけどね、名前自体は。なんか強そうだし。寅だもん。
チーズ蒸しパン
長男が蒸しパン大好きマンで、朝は蒸しパンばかり食べる。そのせいで、少しまん丸な感じに成長してしまっている。この由々しき事態にあたり、妻の提案から自分たちで蒸しパンを作ることとした。
なおレシピはこちらを。砂糖小さじ2とあるが、1でもいいかもしれない。
この私がだ。まさかパンを作るなどと。もし学生時代、独身時代の自分が目の前に現れたら、指をさして腹を抱えて笑うだろう。バカめ。本当に嘲笑されるは貴様らだ。
それくらいパンというものには、なにかファンシーな、ふわふわした魅力がある。粉を無心になってかき混ぜる。まるで座禅のよう。心を無に。宇宙と同化し、魂を開放するのだ。それがパンの膨らみにも直結する(ウソ)。
会心の出来で、長男もパクパク。私も妻もぺろり。今度はお菓子作りに挑戦したい。こればかりは、先週の自分自身が目の前に現れたとしても、指をさして腹を抱えて笑うだろう。バカめ。本当に嘲笑されるはお前だ。息子のためにお菓子を作る。最高じゃないか。なんにもおかしくないぜ!
10月になった
7月中旬から育休入りをしたのだが、実は9月末までは有給消化。10月1日付で、会社の人事発令を伴う育休入りをしたのである。正式な、休業、休職のスタートだ。
子どもにしてみれば、父親が何でどう休もうが、関係ない。私自身としても、どういう形で育休を過ごそうが、どうしたって会社のチームに迷惑をかけていることには違いなく、日々申し訳ない気持ちでいっぱい。そういう点では、どう休もうが関係ないのだ。どんな綺麗事を言おうが、会社行ってなし、働いてないし。私がやっていた担務をみんなが分担してやってくれているわけだし。穴開けちゃってんだもの。
権利を行使するためには、義務を果たす必要がある。私にとっての義務とは。それはまた別の機会に述べたいと思う。この育休で得る経験を、うまく復職後の担務に、チームに還元できるよう、またスムーズに復職できるよう、いくつか実験的に試していることがある。まだまだ実行途中なので、一定の成果が見えた時にまた。
おかげさまで日々バカほど充実している。なので、どうしよう会社戻るの嫌になったら、なんて発想するのはまるで素人。逆である。エネルギーに満ちあふれて、面倒なことやしんどいこともたくさんあるが、毎日適度な疲労感と充実感がある。なんか今ならいろいろできそうな気がする。こうした精神状態でまた仕事もしたいぜ!みたいな感じにはなってる。まじで。自分でもびっくりよ。
10月1日の浅草寺、浅草神社には、猿だけではなく、なんか知らんけどイベントか何かで厚労大臣とかお相撲さんとかもいた。秋晴れ。良き日であった。
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