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生きる姿勢を学ぶ

こんにちは。みなさんは植物の学名、ご存知ですか?
Lavandula angsutifolieは、真正ラベンダーの「学名」です。
ラテン語のlavoには「洗う」という意味。中世になって傷を洗い清めるとされ、沐浴剤として利用されたなどの理由で命名されたというのが一般的に知られています。(諸説あり)

私が初めハーブについて学んだとき、この学名を必死に覚えました。
香りよりも先に、学名を覚えてどうするんだ、笑。と、今なら思うのですが、何から学べばいいか、わからなかったのです。

学名は、生物を識別するために付けられたラテン語の名前。
ヒトの学名は"Homo sapiens" わんこの学名は"Canis lupus familiaris"

異なる地域や言語間での混乱を避けるために付けられたのが、学名です。
全世界共通の名前なんですね。

また、ラベンダーといっても、真正ラベンダーやスパイクラベンダー、ラバンジンなど、種類が沢山あり、そのどれもラベンダーの仲間です。でも、そのラベンダーが自分の求めるラベンダーなのか、100%天然の精油なのかを判断するにあたり、学名を知っておいて損はありません。

前置きが長くなりましたが、今日は学名の説明をしたかったわけではありません。

ハーブに関心を持つことで、ラテン語に関心が向くようになった私。
偶然手に手にした、こちらの本がとっても素敵だったのでご紹介です。

ハーブの学名以外に、ラテン語に馴染みのない私ですが、ラテン語がとても難解で複雑で、繊細なニュアンスを含んだ言語であることはわかりました。

そして、韓国人である著者の経験談を踏まえて韓国社会・文化のハードな側面も語られているので、韓国についても知ることとなりました。古代の人々に思いを馳せ、数々の試練を乗り越えられてきた姿勢にも胸を打たれます。

それから面白いことに、この本には占星術の話などは一切でてはこないのですが、著書の訴えているメッセージと、占星術の持つメッセージが何度も私の中で重なりました。

「生きる姿勢を学びました」
「自分自身と仲直りする方法を先生から学んだことは、私が今後生きていくにあたり、何より価値のある学びなった」
「今振り返ってみると、それは自分を守るためだったと気付きました」

本の最後に生徒から著書に宛てられたメッセージが掲載されていました。
ラテン語の授業にとどまらない、人生の授業だったのだと思います。

今は勉強したことを他の人たちに分け与える時代です

勉強を積めば知識人にはなれるかもしれませんが、その知識を人々のために使えなければ知性人とはいいがたい

出典:教養としてのラテン語の授業

学びは「より良く生きるため」のものであり、占星術も、自分の人生をより良くするためのツール。自分を知るための鏡のようなものなのです。

古代から人の悩みってほとんど変わっていません。

生命が永遠から有限の地上に降り立ち、また永遠へ還っていくというのなら、この地上生活に与えられた時間は、ほんの一瞬のギフトです。

残された時間、どう生きよう。
最近、そんなことをよく考えます。(至って健康)


お読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。


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