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やさしい12星座の成長の物語・前半

こんにちは。kanico です。

12星座が成長物語というこを知っている人はどれくらいいるのだろう?
星占いの自分の星座以外、読んだことすらなかったりするのではないでしょうか?

今回は、わたしなりに12星座の成長物語を、ひとりの人になぞらえて書いてみました。すこし長くなるので、前半と後半に分けています。

簡単なものですが、お楽しみいただけると嬉しいです。

やさしい12星座の物語



牡羊座・I am・わたしは存在する

さっきまで、ゆらゆらと揺れるような居心地のいい場所にいたけど、明るい光を目指してわたしは飛び出した。どうしても、そっちに行きたかったの。

どうしてそう思うのかはわからない。自分が何者かもわからない。とにかく今、わたしはここに生まれてきた。わたしはこれから何をするの?何のために生まれてきたの?わからないから、わたしは進む。とにかく進む!ピンときた方へ行くの。だって新しいことに触れると、とっても興奮する!

もっと先へ行きたい!自分のことが知りたいの!
パッとひらめいたら、他のことは目に入らない。
すぐに動きだすわ!



牡牛座・I have・わたしは所有する

思いつくまま進んでいたら、丸いもの、あたたかくて、ふわふわしているものがあるのに気づいたの。わんわんと声がする。なんだか不思議な匂いもする。トクトクトク。この音は知っているわ。なんだか安心する。

わたしはわたしの周りにあるもの全て、触ったり、嗅いだり、味わったりするの。そうして、自分と自分じゃないものを選り分けて、「わたし」という存在を確認する。わたしには、わたしの「肉体」というものがあるらしい。わたしの初めての「持ち物」よ。

わたしは自分が「何を持っているか」がとても大事。肉体は「五感」を感じることができるのよ。わたしにとって「感覚」は一番大切だわ。

わたしは牡羊座みたいに直感に頼るより、感覚を大切に進みたいの。目で見て、触って確かめて、確実に進むのよ。すこし時間がかかるけど、周りのことより自分の感覚を優先したいわ。



双子座・I think・わたしは考える

「わたし」の存在を確認したら、「わたしではない人」のことが気になってきた。あなたは誰?わたしよりも早く動くことができて、わたしより上手にお話している。

いつもそばにいる人が「お姉ちゃん」と言った。「お姉ちゃん」は、その人を「お母さん」と呼ぶ。

そうか、あなたの名前は「お母さん」。
おなかを満たすものは「ごはん」というらしい。

お腹が空いたら「お母さん、ご飯はまだ?」と言えばいいんだ。「お姉ちゃん」がそう言っていたもの。

道具を使うと上手にご飯を食べることができるんだ。楽しいな!もっともっと、いろいろなことが知りたい。学ぶってこんなに楽しいことなんだ!

自分の近くにあるもの、自分に関係ある情報をもっと集めよう。わたしが知っていることは、他の人にも教えてあげるの。子供のようにシンプルな発想がわたしのウリ。わかりやすく伝えることができるわ。


蟹座・I sense・わたしは感じる

わたしは自分の周りを探検して、次から次へと飛び回るように情報を集めた。でもふと気づくと、わたしはひとりきり。あれ?なんだか寂しいな。家に帰ることにした。

お家に帰ると「お母さん」が「お帰り」と言ってくれるからホッとするの。おいしいご飯を食べて、汚れた服はお洗濯。お日様の匂いのする布団で「お母さん」と一緒に眠りたい。

いつもやさしいお母さん。でも時々とっても怖いのよ。それはわたしが良くないことをしたとき。お姉ちゃんを傷つけたら怒られた。やさしくすると笑ってくれた。そうやってお母さんを見てきたから、良いことと悪いことの区別はちゃんとつくわ。

お母さんが作ってくれた安心な場所で、優しさや思いやりを知ったの。わたしも自分の良いと思ったことは、妹に教えてあげる。妹が間違えないように、ちゃんと成長できるようにね。



獅子座・I will−わたしは志す

お家は安心できるし大好きだけど、毎日退屈だわ。お母さんの言いつけを守ってきたけれど、わたしはもっと外の世界も見てみたい。

隣町へ行って、わたしの好きなことをしてみたい!お母さんに怒られたって止められないの。怖くなんてないわ。わたしが決めたことだから!

自分の中から湧き上がってくるエネルギー、自分だけの何かを生み出してみたい。わたしはわたしを表現するの。踊ったり歌ったりしてみるわ。あ、隣町の男の子!ねぇ、わたしを見て!こんなに上手に踊れるの。すごいでしょ?

たくさん人が集まってきたわ。もっともっと頑張らなきゃ!もっと上手に、いつまでだって踊れるわ。スポットライトを浴びているとき、わたしは誰よりも輝くことができるんだわ。


乙女座・I analyse・わたしは分析する

わたしの青春時代を思い出すと、ちょっとだけ恥ずかしい。だって、とってもうぬぼれているでしょう?楽しくて、周りは見えなかったわ。自分に酔っていたの。

でもこれからは自分の好きなよう遊んでいるだけではダメなんだわ。わたしは大人になるのよ。自己表現もいいけれど、自分勝手なままでは人に喜んではもらえないわ。

誠心誠意、要望に答えることが必要よ。わたしの長所も、短所も、経験してきたこと、まだできないこと、全てをひとつひとつ丁寧に点検して、分析するわ。あの頃とは違うのよ。

わたしに不足していることはなにかしら?社会にでていくには健康第一で考えなくてはいけないわ。何が足りない?どれができていない?「不十分」に目がいってしまうけど、わたしは「完璧」を目指したいだけなの。

しっかり準備して、基盤を作る。細かくチェックして、人の忘れ物だってカバーできるわ。そうすれば、あなたも安心できるでしょう?


前半の6星座のイメージです。牡羊座から蟹座までは基本的に「わたし」がどう思うかが大事、獅子座と乙女座では「あなた」はどう見みてる?という視点がでてきます。

わたしが初めて12星座の物語を知ったのは、古本屋さんで偶然見つけた石井ゆかりさんの本。

初めて、占星術の世界に触れました。

わたしの書いた物語よりも、知的で素敵なお話で、当時はその不思議な世界観にワクワクしました。

「私は占いなんか信じない方です」
という理性の徒が、たくさんいらっしゃいます。

そうでなければならないのです。現実は自分の目を見開いて一生懸命見るべきで、占いの水晶玉に映そうとするなんて、ナンセンスなのです。

でも、人間はとても弱い生き物です。
迷って迷子になって、立ちすくんで動けなくなったとき、当たるも八卦当たらぬも八卦の半信半疑でのぞいてみる、そのとき、それが当たっていようがいまいが、不思議と動き出す勇気が湧いてくる。

そういうものが、
「占い」なのかもしれません。

出典:12星座

石井さんは、”占いなどなくてもまったく困らない、という生き方、考え方が、絶対に正しいと思います。”と言い切っています。

わたしも、そう思います。ただ、占いが楽しいと思うなら、それは人生を豊かにするものだと思います。

地に足をつけながらも、星に願える。

それって最高じゃないですか?笑

12星座の後半、明日には書きたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また。



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