末永くお幸せに
眞子様の会見、感動しました。
様々な困難を乗り越えて自らの意思を貫き通す強さ。
小室さんもここまで来るのに大変なご努力をなさったのだと思います。
「心を守りながら生きることに困難を感じ、傷ついている方がたくさんいらっしゃると思います。周囲の人々の温かい助け合う支えによって、より多くの人が心を大切に守りながら生きていける社会となることを心から願っております。」
という眞子様のお言葉は、すべての国民に対して響くものがあると思います。
酷い人権侵害(と言ってもいいでしょう。)を受けながらも、メディアに対し、毅然とした態度を示されたことは、人としての大切な筋道を示されたのだと思います。
今回の件は、皇室とは何か、結婚とは何か、男女とは何か、について、いろんな人が考えるきっかけになったのでは、と思います。
こうした議論が起こること自体は、民主主義国家として歓迎すべきことであると同時に、一人の人間でありながら人権侵害を訴えることもできなかった、皇族や関係者の方々の思いに心を寄せるならば、今後の日本のあるべき姿について、様々な思いを抱いた人も多かったのではないでしょうか。私自身もそうです。
たとえば、婚姻制度のあり方、夫婦の姓のあり方、については、様々な有識者が議論を重ね、ずいぶん前に法制審議会でも答申を出していますが、その後の議論の経過はどうだったでしょうか。
あるいは、今後、日本という国は、「象徴天皇制」を維持し続けることができるのでしょうか。近代国家の人権思想と象徴天皇制は本当に今後も両立していけるのでしょうか。
それは、抽象的に言うならば、日本という国を、これからどうしていくのか、という問いでもあるはずです。
それから、これからの日本人は、どう生きていくのか、という問いでもあるでしょう。
日本は今や、鎖国をしていた江戸時代とはまったく違う国家です。それどころか、20年前と比べてもまったく別の国家と言ってもいいくらい、社会の人員構成が多様化しました。多くの国々から人々が来日し、ここで生活を営んでいます。
そして、彼らグローバルに活躍する人々は、実に様々な価値観を抱えながら日々奮闘し、この国を豊かにすることに貢献してくれています。
そうした人々の存在にも目を向けなければなりません。価値観や宗教や信条や言語が異なる人々に対し、いかにして、この国の社会に馴染んでもらうか。
そうしたことも真剣に考えていかなければなりません。
そうした社会、経済のグローバル化と、今回のご結婚を巡る騒動は地続きのように私には思えます。
日本という国家、そしてそこに住む日本人が、これまで以上に「世界市民」としての態度を問われていると言ってもいいと思います。
最後に、
私は、個人的には小室さんをずっと応援していました。
特に理由はありませんが、強いて言えば、自分と同じ海が見える街で育ち、同じシングルマザーの家庭で育ったから、ですかね。
人間としての自由と意志を貫く強さ、尊敬に値する方だと思います。
お二人が末永く幸せに暮らすことを祈っています。
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