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授賞式、せっかく久しぶりに東京にいくのでぎっちぎちに他の予定もいれてみたらちょいちょい珍道中だった話。part2

part1はこちらから                                  /          part3はこちらへ       

子どもたちのお土産を買ってから、丸ノ内線に乗るため切符売り場に行くと、何やら路線図を目の前にふらふらする年配のご夫婦が。切符を買いながら耳をすますと、路線図の見方がよく分からない様子。日比谷線に乗り換えたいらしいのですが、見方がわからなくて、旦那さんの方が軽くイライラしていて「もうJRで帰ろう」と言っています。でも何とか地下鉄で帰りたい奥様。

分かる。地下鉄で帰りたい奥様の気持ち分かりすぎる。東京駅と言うラビリンスでここからまたどれくらい距離のあるか分からない在来線のホームまで歩くの、今日の私みたいにヒール履いてなくてもいやだわ。

「何かお困りですか?」

とお声をかけると、きょとんとされる奥様。

「あの、でも、あなたは……ねえ」

とあたりをキョロキョロなさる奥様。
はたと気づきましたが、きっとこの年配のご夫婦からすれば私は明らかに東京駅についたばかりのおのぼりさん。きっと、あなたに東京の地下鉄のことを聞いたってねえ。というお気持ちマックスだったことでしょう。

でもね、奥様、私方向音痴ですが、東京に住んでいたいたとき東京メトロは毎日乗ったので分かります! 都営地下鉄もカンニングすればなんとか!!

とは言えず。

「乗り換え案内検索しますね! あ、ほら銀座で乗り換えればいいみたいですよ☆」

とスマホを見せてその場を去りました。お役に立てたのであろうか? と思いましたが、私がホームに並んでいると、ご夫婦が私の後ろを通り過ぎたのでJRで帰ることだけは阻止できたみたいです。

さて、私の目的地は乃木坂。国立新美術館を目指します。会いたい友人との待ち合わせまで十分な時間があったので、ネットで地図を見ていたら、目に入ったのは国立新美術館と森美術館。

国立新美術館でイヴ・サンローラン展が開催されていると。私、以前イヴ・サンローランの映画を見て感動したのでぜひこちらを見に行こうと見に行きました。

チケットを入って入場すると、すぐに音声ガイドを借りに。イヴ・サンローラン展の音声ガイドのお声がどなたかご存じですか?

呪術廻戦の私の推しはナナミン。

そうです声優の津田健次郎さんなんです。

ヘッドホンのリモコンを操作すると津田さんのお声が。
なんだこれ、素敵すぎる。
ふふふふ(多幸感でいっぱい)

そんなことを思いながら展示にすすみました。イヴ・サンローランはフランス領アルジェリア、オランで生まれた。

フランス領アルジェリアと言えば、思い浮かぶのはアルベール・カミュです。
「異邦人」「ペスト」の作者ですね。

「ペスト」はコロナ禍で最近かなり読まれていましたよね。そのペストの舞台がオランです。

そうかあの街でイヴ・サンローランは生まれたんだなあとなんとなくしみじみとしました。
16歳頃に紙でつくった着せ替え人形がすごかった。もうこんなころから彼のスタイルの片鱗はあったのだなあと。

「ファッションは色あせるけど、スタイルは永遠」

彼の最も有名な名言のひとつが既に心に染みていきます。そして展示されている衣装の数々。
今着ても全く違和感のないジャンプスーツから、オートクチュールの迫力に圧倒されるようなものまで。

もう目を見開きっぱなし(笑)
また津田健次郎さんの解説はずっと最高でした。
映画でも印象的だった「モンドリアンコレクションのオマージュ」が見られてうれしかったです。

そうこうしているうちに、待ち人からラインが。少し遅れるということだったので、ぎりぎりまで展示を楽しんでから、いざ赤坂へ。

気づけばもう十年以上のおつきあいになる、エブリスタのクリエイター。もぁらすさんと待ち合わせ。

ライン漫画、ピッコマでご覧になっているかたも多いでしょう。もぁらすさんの代表作は「liar」です。

もぁらすさんと私は創作のスタンスがまったく正反対と言っていいと思います。でも、不思議と馬があうんですよね。

会話のテンポが同じというか、なんというか。
もう、お互い機関銃を撃ちあうように話して話して話して(以下略)

ひたすら楽しかったです。あっという間に二時間半がたち、また東京に来れる用事ができるように頑張ろうと思いました。

要するに執筆を頑張って何か賞をいただいたりする以外に東京に行く用事が私にはないんですよね。親戚がいるわけでもないし、旅行で行きたい場所でもないので。それに万一家族で東京に来るとしたら、一人だけ別行動というわけにもいかないのですしね。そして、もぁらすさんが姫路に来れるはずもなく(笑)

でも、もぁらすさんにはまた会いたいので、執筆がんばります(笑)

ホテルにチェックインしなければならないリミットギリギリまで機関銃の撃ち合いは続き、じゃあ、またねーとまた明日会えるかのような別れ方で解散しました。

さて、ホテルへチェックインしなくては。ここから7分くらいだからグーグルマップアプリで行こう。

なぜか15分くらいかかりました。私、グーグルマップアプリを徒歩で使うのが苦手なんですよね。矢印がゆっくり動くので、正しい道順なのか混乱するんです。動かない地図を見るべきだったんですよね。

そう。あの時も、動かない地図をみるべきだった……。(ええ。伏線をはりましたよ)

そして、まだ、会場に着いていないんですが、2000字を超えてしまいましたので今日はこのへんで!!!

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