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言葉のカケラ(小説の前身)

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言葉の断片、カケラ達を拾い集めて小説を創るんだ。 きっとここは小説の裏側になる。
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言葉のカケラ 29

言葉のカケラ 29

雲の淵に朝日がにじむ

どんな言葉ならば君たちに届くのか

過去の選択の連続達が頭をすり抜けてゆく

何を作っても喜ばない

四畳半の部屋の隅に敷かれた布団

何も見ない様に目をつむる

結局、同じ、くりかえし

そっか、与えられる側だからか。

そうか、これが違和感の正体だったのか。

途端に自分が可笑しく思えた。

追って気持ち悪さも覚えた。

そんな事に気がつくのに、40年もかかってしまった

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言葉のカケラ 26

言葉のカケラ 26

いつもと同じ朝を迎えている

ゴミ捨て場までの道
誰にも会いませんようにと
願う幸子

カニカマ人間

いちご風味

大きく息を吸い込んで深いため息をつく

何も要らない

一瞬で

心変わり

面倒な事が多すぎて

絶対的なたけのこの里派だった彼女が
突然きのこの山派に寝返った話し

今までやった中で1番しっくり来ている

永遠に尽きる事のないような感覚

楽しい。という感覚はいつ以来だろうか?

言葉のカケラ24

柔らかな朝

日曜日の朝8時半
マンションのベランダに響き渡る
布団叩きの音、、
そんなに力強く叩いて
世の中に恨みでもあるのかしら。

特技:寝逃げ

現実 リアル

他人の活躍

最初から大それた事をしようとするから
イケナイのよ。

美しくしましょうか
さぁ、始めましょう

この手に響くバイブの振動に
心躍るのよ

秋晴れの夕方に

この指先が未来を創るのよ

あなたの孤独は書いて書いて書い

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言葉のカケラ 15

そうよね、脳内は自由

ちょっぴり楽しみになってきたわ

しとしとと降る雨

水しぶきをあげる車の音

欲望は他に向けるのでは無く内に向ける

彼女は病を患っている

決して不幸では無い。

乱れている何もかもが。

星が動いてると思ったら
動いているのは雲の方だった

言葉のカケラ 10

言葉のカケラ 10

救急車の音

止まらぬ渇望

どんなに擦り寄ったって埋まらないモノよ

どっちへ行っても地獄

身を焦す覚悟は出来てるの?

創った関係は何度だって叩き壊すの。
より強いモノにする為に。

バカでしょう?

臆病者でしょう? 

安易なところには行っちゃダメ
ダメなの

欲にまみれて生きればいい。

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これは愛のお話しなの

気持ち良ければそれでいいって事じゃないの

蠍座の

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