【サイデリアル式とトロピカル式の違い】異なるサインシステムのその違い…サイデリアルだと西洋占星術の配置が全て24度の差が生じる!ASC射手座13度なら蠍座19度に
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昨日は【月が未熟な状態とは?】という記事でした。
月とインナーチャイルドの関係、
月の示す母と子の意味…これらについて深く語れたと思います。
月の表すその心の状態がこの現実世界を作る。
気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか↓
【月が未熟な状態とは?】月が未熟=幼少期の心の傷が関係している?なぜ月がインナーチャイルドと関連してるのか…そして傷ついた月が与えてくる現実的な影響【月=心の状態が自分の世界を作る】
そして今回は少々小難しい話ですが、
サイデリアル式とトロピカル式の違いについて。
こちらは簡単に言えばサインの基準のシステムが違うという話なのですが、
サイデリアル式はインド占星術、
トロピカル式は西洋占星術
で主に採用されてるシステムです。
何が違うのか、翻訳文が難しいと感じた方は個人解釈もご覧ください。
まずは翻訳↓
◎サイデリアル式とトロピカル式の違い
世界には複数の星占いがあるのをご存知ですか?
そしてこれらの星占いは全く異なる時間管理システムを使用していることをご存知ですか?
西洋の占星術はトロピカル方式を採用しています。
トロピカル式決して変わらないもので、主に太陽の星座とその地球との関係に焦点を当てています。
しかし、もちろん他にも多くの異なる占星術の伝統があります。
ベディック占星術、ビルマ占星術、チベット占星術、中国占星術、インド占星術です。
これらの占星術のシステムは多くの点で異なりますが、
最も大きな違いは12星座のそれぞれの時間と日付の測定です。
◎サイデリアル占星術とは何か?
サイデリアル占星術は天体を観測し、その星の動きを考慮します。
サイデリアル占星術は地球が傾いている軸に位置していること、星と地球の距離がさらに変化することを認識しています。
したがって、サイデリアル占星術は「アヤナムシャ」として知られる修正システムまたは方程式を使用して、各星座の位置を正確に決定します。
占星術師によってアヤナムシャが異なる場合もありますが、最も一般的なシステムはラヒリアヤナムシャです。
このシステムでは地球から見ると72年ごとに約1度の恒星が後方に移動してると認識します。
インド占星術のようなサイデリアル式を使う占星術は、これらの動きが運命を決定する方法として使用する傾向がある。
あなたが生まれた時、惑星や星座は全て特定の場所にありました。
インド占星術では魂のカルマとも呼ばれる惑星は全てあなたの過去、現在、そして未来の人生において重要な役割を果たします。
あなたの出生図はあなたが生まれた時の惑星とその正確な位置の地図です。
人生の出来事や将来の可能性についても、いつ起こるかも、チャートで詳しく知ることができます。
サイデリアル式はヴェーダやヒンドゥー教の占星術と最も一般的に関連していますが、エジプト人、ペルシャ人、マヤ人などのビルマの占星術や古代文化にも影響を与えています。
◎サイデリアル式とトロピカル式
サイデリアル占星術は時間とともに変化しますがトロピカル占星術は変化しません。
これは、トロピカル式が牡羊座の0度に春分を固定し、これを黄道十二宮の始点として使用し、残りのサインの位置を定義するためです。
トロピカル占星術では春分点の歳差を説明するためにアヤナムシャやそれに相当するものは使用しません。
つまり、トロピカル占星術は約2000年前に西洋占星術が始まった時の星の位置を固定した地図を基にしており、
サイデリアル占星術は現在の星の位置に従います。
トロピカル式の星座は変わりません。
そのためトロピカル式は現在ここに集中する傾向があります。
この方式は私達の中心的な価値観と感性を担当し、
自分が周りの世界にどのように反応するかを知らせようとします。
一方、サイデリアル占星術は、
ヒンドゥー教の伝統などで使用され、霊性に影響を与えます。
トロピカル占星術は典型的に西洋世界に関連しています。
季節の影響を受けているので、季節が反転している南半球では適用が難しいシステムです。
そして20世紀に西洋の占星術師がトロピカルの不正確さに気付いた時に現れた西洋のサイデリアル占星術もあります。
ウェスタンサイデリアル占星術ではサインの配置をサイデリアルを使用しますが、他のルールはほとんど西洋占星術を保持しています。
しかし、サイデリアル占星術にもそれなりの欠点があります。
サイデリアルの星座は12サインの意味と正確に一致しておらず、日付が確定してるチャートも1つもありません。
同様に、アヤナムシャが異なるということは、その占星術師によってサインの起源について異なる定義があることを意味します。
◎占星術における13番目の星座
トロピカル占星術では12個の星座が使用されていますが、サイデリアル式の定義によっては13個の星座があります。
それはへびつかい座です。
へびつかい座は1995年に追加された星座です。
最も初期の天文学者が1年の12か月に適合する星座を図表化した時、へびつかい座は黄道十二宮に居場所がありませんでした。
しかし、それほど固定されていない恒星と地球の不安定な軸のおかげで、これらの星座は長年にわたって移動し、
へびつかい座が以前考えられていたよりも際立っているかもしれないと考える占星術師もいます。
ここでも、へびつかい座を星座として数えるかどうかを選ぶのは個人の好みによる。
トロピカル十二宮では完全に省略されていますが、インド占星術でさえそれを無視しています。
全部で88の星座があることを考えると、へびつかい座は黄道十二宮から取り残された最初の星座でもなく「新しい」星座でもありません。
星占いには常に存在していましたが、占星術師はそれが星占いに影響を与えているとは感じませんでした。
もし人によってトロピカル占星術が不正確であったり、時代遅れだと思ったら、サイデリアル占星術に切り替えることができます。
へびつかい座の特徴に共感すれば、それをあなたの出生表にも含めることができます。
…はい、以上になります。
※サイデリアル式チャートの出し方はこちら↓
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◎ここから個人的解釈と経験
はい、正直説明が難しかったですね。
実のところ僕も、インドと西洋で使い分けされてるのは知ってても
その歴史、経緯、意味などには明るくありません。
しかし今回この特集をした理由が、こちらです↓
明日21:00からのスペースで、サイデリアル式を用いたオリジナルの占術をされている星標さんをゲストにお招きするからです。
このようにサイデリアルを用いた専門性の高い発信、星読みをされています。
また、古典占星術もお手の物です。
古典占星術はモダン占星術(現在の占星術)とは全く異なりますが、
そうした観点からの知識も教授と評されています。
実は星標さんは僕が初めて開催したスペース-8室会議の時にいらしてくれました。
【8ハウス人間が8ハウス体験を語り尽くす】激熱な6時間41分のスペース(ラジオ)を大公開【リリス、Pof、12室、月の欠損論も…】↓
この時は僕も初めてのスペースでだいぶ緊張していましたが、
星標さんの参加によりかなり専門性、内容の濃いスペースとなりました。
(Pofやリリスは星標さんが解説してくださっていました)
明日もこうした非常に専門性の高い内容のスペースとなるかと思いますが、
僕としては相手の方の人間的な背景についても非常に興味があります。
なぜこの占術に至ったのか?
どのような点に利点を感じてサイデリアルを採用しようと思ったのか?
星標さんがこの道に入ったキッカケや、主たる活動内容についても
お話いただける範囲でお伺いしたいと思っています。
僕自身も最近の月に関する記事を通して、
インナーチャイルドと月(無意識)の重要性について解説してきました。
それは自身の地盤に20年の虐待経験や、10年前から学んでカウンセラー資格も取得した心理学の経験があるからです。
なので、僕の場合は傾聴(カウンセリング)を特に重視しつつ
その人の現在の悩みに通じてる根本的な要素に焦点を当ててホロスコープ解読するようになりました。
こうしたそれぞれの背景なくして、その人のオリジナルというのは生み出せないかと思います。
星標さんとは、そうした話も含めつつ
それぞれの星読みの世界観を語っていけたらありがたいと思っています。
さて、サイデリアル式についての説明が遅くなりましたが、
やはり専門的な説明は僕も苦手です。
なので基本的には
インド占星術=サイデリアル
西洋占星術=トロピカル
それぞれが違った方式を採用してると認識するだけでも良いかと思います。
現在のインドと西洋ではサインに約24度の差があります。
例えば僕の場合、
西洋占星術でASC射手座13度ですが
インド占星術だとラグナ(ASC)蠍座19度となります。
つまり分かりやすく言うならば西洋占星術の配置が全て24度後ろにズレるということです。
ですから僕の場合は射手座らしいオープンマインドは外人相手だと発揮されやすいですが(ネットですが国籍関係なくバリバリ話しかける)
しかしリアルだと非常に蠍座らしい、無口でしゃべるの苦手な性格です。
最近の蠍座はよくしゃべると言われますが、
本来的には無口な星座です。
僕の場合は西洋だと双子座4天体の割にはリアルだと静かで隠れるのが好きなのはこのラグナ蠍座の影響だと思います。
とはいえ西洋でも8室12室が強いのでそちらでも説明できますが。
ですから、こうしたシステムは優劣ではなく
あくまで個人の好みということですね。
僕の場合でしたら、鑑定の際にこの西洋のホロスコープとインドのホロスコープ二つ同時に読みながら(つまり全部で三つのホロスコープを読んで)鑑定するのですが、
これは自分の双子座らしい部分としてマルチタスク気質なので好きなものをどちらも採用しようという考えでこの鑑定スタイルになっています。
もちろん一本貫くスタイルとして西洋だけ、あるいは古典だけ、インドだけ、といったスタイルでもそれぞれの正解があるから面白いと感じます。
こうした部分にやはり優劣はつけ難いでしょう。
ですから、その中でどれを採用するか、というのは
それぞれの方の考えや信念が深く影響してると思います。
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