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音楽コラム

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2021年3月の記事一覧

男性性と女性性の統合

ヴァイオリンリサイタルまで、あと2週間とすこし。 今までは、ピアニストさんとお互いの世界観を照らし合わせ、音を探ってきたけれど、ここから先は「ひとつの音」としてふたりが融合していかねばなりません。 そう考えたとき、自分の中に、女性性に対するブロックが根強く残っていることを発見しました。 そう。わたしは、自分が女性であるという事実を受け入れるのに、とても抵抗があるのです。 生まれ変わったら、絶対に男性になって、ひとりの女性をしあわせにしたい。 それが、わたしの昔からの

音楽家の言語は擬音である

最近の一日の至福の過ごし方は、午前中に家事と妻へのサービス(嫉妬深い文鳥ヨーヨー)を済ませ、蔵へこもって8時間ほど練習。 家へ戻って簡単な食事と妻へのサー(以下略)、ダンベル運動と軽いジョギングを7〜8km、半身浴をして就寝というもの。 こんな生活が一生続けばいいのに、と願いつつ、今だけ限定のしあわせを噛み締めています。 今夜は、走りながら見上げた夜桜と月がとてもきれいでした。 眠る前にnoteの皆さまの記事を拝見しながら、きょうは言葉をひとことも発していないなぁと思

本番前のルーティン

リサイタルまでひと月を切って、精神が良い感じで壊れてきているのを感じます。やらなくてはいけないタスクはたくさんあるのに、心も頭も追いつかず、なんとも、もどかしい。 さきほど訪れたaiさんの記事では、四字熟語が全く思い浮かびませんでした。 ①あとは野となれ山となれ ②布団がふっとんだ 「布団がふっとぶ」恋愛観というのは、一体何でしょう。でもなにか、自分の中でピンとくるものがありました。 さて、中学生のころから、本番前は2kgのダンベルで二の腕や肩甲骨周辺をほぐし、その

エゴと友達になる

先日、わたしの楽器を作ってくださった工房を訪れて、リサイタルに合わせたセッティングに一新してもらったところ、すべての感覚が今までの1/3以下の力で済むようになってしまい、あまりの軽さに途方に暮れて、3日間蔵へ籠もり、必死で糸口を見出していましたが・・・・4日目の本日、やっと光が見えてきました。 その方法を採用すれば、どんなに身軽になれるのか、頭ではわかっていても、今までしがみついてきたものを手放すというのは、何かしら抵抗がみられるものですね。その努力は無駄ではなく、必要な過

アロマチャクラ音楽会セッションのご感想

わたしの身体は、背骨を境としてイザナギとイザナミのように、左半身が男性性、右半身が女性性に微妙なバランスを取りながら、完全に分かれています。 そのような身体と付き合いつつ、自分ひとりではうまくいかないとき、全幅の信頼でもって体のケアをお願いしているRさんに、調整をお願いしていたある日 「音についてぜひ、お話をして欲しい」と企画して頂いたのが、アロマチャクラ音楽会でした。 豪雨が降りしきる中、一流のヒーラーさんが集結した、ありがたくも緊張する一日を振り返りたいと思います。

音楽家のためのコーチング

人は情報処理を5つの感覚で捉えているようです。 視覚(目)83% 聴覚(耳)11% 嗅覚(鼻)1% 味覚(舌)2%    触覚(皮膚)3% 優位な感覚(大抵2つ以上の組み合わせ)を知ることで、自分の強みに焦点を当て、長所を伸ばしていくことができます。例えば 「海をイメージしてください」 と言われて、何が思い浮かびますか? ①波の音や、かもめの声、こどもたちの楽しそうな笑い声でしょうか? ②映画のワンシーンのように海の映像やイメージが見えるのでしょうか? ③それと