モザイクの季節
モザイクといっても、いやらしいものをぼかすためのアレとか、プライバシー保護のためのアレとかではない。昆虫の雌雄モザイク個体のことである。
雌雄モザイク個体とは、1匹の個体の体の中にオスとメスの特徴が混ざり合っている個体を指す。発生の異常により誕生するもので、1万分の1程度の確率で生まれるという。
そして、この雌雄モザイク、大概の昆虫に出現するのだが、オスが目立つツノや大アゴを持つカブトムシやクワガタの仲間では、オスメス双方の特徴が混ざり合っていることが多いためわかりやすく。毎年夏になると数匹は必ず捕獲されてニュースになる。
久しぶりに静岡地元で街灯周りしてみたら、片アゴ欠けた様なミヤマが落ちてました🤔
— 静岡地元クワガタのMさん (@sh_sb_m) July 14, 2020
拾ってみたら雌雄モザイクで草 pic.twitter.com/LCF6NF0cWC
今年も、私が知っている限りですでに2匹が捕獲されている。
そんなわけで私は毎年夏になるとモザイク個体の出現が待ち遠しくて仕方がないようになってしまう。他にも同じような虫好きの御仁は多いのではなかろうか。
#雌雄モザイク の雌顎🦗
— 梅ちゃん (@NaokiHWS) June 16, 2019
見栄ずらかったため、マクロ撮影しました。
きれいな雌顎から少し、雄顎が生えています。
今まだ、元気にしています。
不思議ですね。
よろしくお願いします。#クワガタ #ブリーダー #パプアキンイロクワガタ #パプキン #色虫 #昆虫 #昆虫標本 pic.twitter.com/tKSOJvDMAi
余談だが、私は『きんいろモザイク』という漫画のタイトルを初めて聞いたとき、パプアキンイロクワガタの雌雄モザイク個体を想像し、そんなマニアックなものを取り上げた漫画が出たのかと思ったら全然違ったことがある。
なおこの漫画が好きな友人によると非常に面白いらしいので、興味を持った方は是非読んでみてはいかがだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?