がるまに推し作品プレゼン祭のシステムが推せる話

電子書籍や、同人作品の電子版などを配信している『DLSite』、その中の女性向けサービスである『DLSiteがるまに』で、以前「がるまに推し作品プレゼン祭」というキャンペーンが行われたことがあった。

「その”今度”、いつ来ますか?」という挑発的なキャッチコピーとともに打たれたこのキャンペーンの内容は、自分がすでに『DLSiteがるまに』内で購入している作品の中で、人にとてもオススメしたいというものを、ギフトという形で追加購入してもらう代わりに、『DLSiteがるまに』側は追加購入分の3割を負担するというものであった。

私は、このシステムは、もっと多様な場でも取り入れられるべき画期的なシステムであると思う。自分が好きなマンガ、テレビ番組、映画、音楽などを、配信側に追加費用の一部または全部を負担してもらいながら友人にプレゼントすることができれば、ユーザーは仲間を増やすことができ、配信側も確実に顧客を増やすことができる。広告費用の一部をこのようなキャンペーンに使えば追加費用をかけずに効果を上げられるのではなかろうか。

もちろん中にはこのようなギフトだけをもらい続けるような人々も出るとは思うが、そもそもそのような人々はギフトがなければ違法アップロードで楽しんでいると思われるので、このようなキャンペーンによりともかくも正規サービスを利用するようになれば、不正なお金の流れを断ち切ることにもつながる。

「がるまに推し作品プレゼン祭」のシステムは、もっと評価され、もっと普及すべきものだと私は考えている。

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