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求人情報に「40歳以下歓迎」はあっても「50歳以上限定」がない理由を考えてみた

TwitterのDMやブログで、転職に関する問い合わせを、ちらほらといただいています。

私自身は今の仕事(本業+副業)にも、深センでの生活にも満足しているので、いまんとこ転職する予定はありません。しかし求人情報はいつながめていてもおもしろい。

なんで求人情報と賃貸物件の間取りって、見ているだけでワクワクしてくるんでしょうね。体ひとつでは住む家も働く場所も複数選択できないのに。

話を戻して、私のもとへ届くお問い合わせは主に20代から30代の女性からのものです。
大卒で、日本での社会経験があって、日本語でコミュニケーションが取れる。もうこれって立派な優秀人材なんですよね。いやホントに。

ぜいたくを言うならば、時間を守って遅刻せずに、嘘つかないで「できます」って言ったことを締め切り過ぎてから「やっぱり無理でした、なぜなら〜〜(超長い言い訳)」とかナシで、自社の技術やマニュアルまるッとパクって他社に持っていかないとか。
このあたりまでしっかりできるならあなたは今日から世界最高水準のレア人材!

Twitterなんかで何度かおちゃらけてこんなことを発信してます。いやだからホントなんですって。

そして世界は売り手市場なうです。コロナ後の海外転職における日本人ニーズは衰えることはなく、同時に海外転職に挑戦したい日本人は減少すると勝手に予想してます。チャンスしかない。

その時に大事なことは、マジで「若さ」です。あと大卒以上の証明書。
アルバイトでも契約社員でも立派な日本社会での実務経験です。どうか自信を持ってSkype面接に臨んでほしいです。

求人情報をながめて比べてふと思うことは、「40歳以下歓迎」はしょっちゅう見かけても「50歳以上限定」なんてフレーズは皆無です。

熟練の技術より、落ち着いた姿勢よりも、「よくわからないけど一生懸命がんばります!」という若さとフレッシュさが、人材市場では高い価値がつけられるのが現実。

だから、「何もできないけど海外転職やってみたい」と思い立って私に問い合わせをくれる20代と30代は、繰り返しになるけど自信を持ってほしいです。
日本人で日本語ネイティブで、嘘つかなくて時間厳守ができるなら、それだけでもう希少種なのですよ!

とはいえ、海外転職において「若さ」は強力な切り札であるとともに、もれなく消費期限がつきものです。技術や経験はストックが可能ですが、反対に若さって消費財なので保存がきかない。全人類に時間は平等に流れ去っていくものですからね。

なので若さという武器を最大限に活用しつつ、若さを失いつつある私たちはどうしたらいいか、ということも最近よく考えるようになりました。

20代30代の転職相談を聞く一方で、50代の転職難なうを目の当たりにすると、正直ドン引きです。

友人の友人は50代の会社員、コロナの影響ということで給料数ヶ月未払いをはじめ所属している会社に不満爆発。バリバリ転職活動中ですが、ハタから見ていて「まあ厳しいだろうなあ」と。

私がもしも給料未払いなんて状況に直面したら、1ヶ月未払いがあった時点で即辞めて次の仕事を探します。
それが数ヶ月も給料未払いだなんて、会社に大切にされていないどころか、おそらく辞めてほしいんだろうなと予想します。
でも行き先が決まらないから、不満爆発のままそこにいるんだなあ、と。

個人的な超強気の意見としては、50代60代で雇われ先が見つからないなら、どんなに小さくても自分で経営を始めることを考える方が現実的だと思います。
それか投資。そのための原資金(貯金)をどれだけ確保しているか、とか。

「50代以上限定」みたいな求人情報がない限り、企業はノンウェルカムってことで。そういう現実。

話をまとめます。
20代30代は「若さ」があります。まずは自信を持って、自分の価値を探して見つけて伸ばしてください。この「自信を持つ」という第一歩が意外と難しくて誰も手伝えないところなので、毎日少しずつ自分をほめる練習から始めましょう。

そして来たる50代60代になったときに、自分はどんな人材になっているか。そこから逆算して40代は自己研鑽しまくるのがいいと思います。

私だったら本業でコツコツ実績と現金を貯めながら、副業やったり、新たな学びで稼ぐスキルを身につけてフリーランスになる準備したり、投資したり、趣味や読書にふけったり。まあものすごい多方面に自分の可能性を伸ばしまくってますね。

転職市場において、自分の能力が値下がりしないように踏ん張るためであり、いつか年老いてどこにも雇ってもらえなくなったらフリーランスとして独立したり起業したりするための下準備です。

求人情報と物件情報をなんとなく交互に眺めながら、転職市場と私の立ち位置についてアレコレ考えてみました。

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