下北山村~元気・本気の人気村~②
前回は、下北山村の個性豊かな食べ物たちについてお話しさせていただきました。
前回の記事はこちら↓↓
第2回目の今回は、下北山村の自然についてお話ししていきます。
1.スポーツ公園の桜
奈良県で桜といえば、やはり吉野山という方も多いと思います。ですが、下北山の桜も負けていないと個人的には思っています。
下北山スポーツ公園が一番のスポットではありますが、村境の橋からスポーツ公園に至るまでの国道169号線の川沿いの桜も、「我々を迎え入れてくれている!」と思わせる美しさです。
写真でお伝えできないのが残念ですがなにせ、急カーブが続く道なので・・・。
さて、下北山村の桜は、奈良県で一番早く花が咲くと言われており、開花に合わせて「さくら祭り」なる行事が行われております(今年と昨年度は中止だったので、来年はできたら良いな~)。
メイン会場のスポーツ公園では、今が盛りと大輪の桜を咲かせ、「村に春がやってきたぜ!」という感じのお祭りムードが漂います。
入口の様子(上から2枚、撮影:おれいさん)
公園内の池付近(撮影:おれいさん)
池郷川沿い(撮影:おれいさん)
スポーツ公園内では、満開の桜の下、出店やステージイベントが行われます。ちなみにおれいさんが赴任した年のメインゲストは、歌手の鳥羽一郎さんでした。
実は、桜の保全のための募金もありまして、募金額に応じて、豪華賞品が当たる抽選会も行われるのですが、ビンゴゲームですら運がないおれいさん。もちろん全て外れました。もっと募金しておけばよかった!!(同僚さんは、ぬいぐるみを当てておられました。)
2.前鬼・不動七重の滝
村の集落から少し離れた険しい山の中にあるのが、前鬼(ぜんき)と呼ばれる地区。大峰奥駆の修行の地でもあり、現在は、五鬼助(ごきじょ)さんが宿坊を守られています。
前鬼ブルーと呼ばれる豊かで美しい水が流れている滝は、日本の滝百選にも選ばれています。
また、登山道には、奈良県指定天然記念物・トチノキ巨樹群があり、厳かな雰囲気をより一層際立てています。
村のYouTubeが詳しく紹介してくださっています。
3.西ノ川(にしのかわ)
1年目のペーペーなのに、遠足の立案を任されたため、下見も兼ねて撮影した写真たちです。
こんな具合にエメラルドグリーンです。写真の加工は一切せずにこの美しさ!
※おまけ その1
アイガモさん(?)が田んぼを闊歩しておりました。村の豊かな自然の織りなす風景の1つです。
※おまけ その2
水がとても綺麗なので、夏になると蛍がたくさん飛んでいる姿が楽しめます。
4.明神池
(撮影:おれいさん)
七不思議が存在する明神池。ひとりでに水位が上がったり、鯉や亀を殺めると死んでしまうなどの言い伝えがある不思議な池です。この言い伝え、個人的にはかなり怖いですが興味深いです。
悠々自適に鯉様たちが過ごしており、餌をやることもできます。「良いことがありますように」と願いを込めてよく餌をあげたものです。
長くなるので、池の七不思議を知りたい方は村のホームページからどうぞ。
http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/kankou/2010/07/0423.html
池の前には道路をはさんで、池神社が鎮座しており、秋にはお祭りがあります。
5.親子杉・夫婦杉
明神池のすぐそばに、親子杉・夫婦杉と呼ばれる、杉の巨木が立っています。この杉は、日本遺産にもなっています。だいたい大人2~3人が腕を広げたほどの太さです。
6.池原ダム
ブラックバス釣りの聖地として、その筋の方には有名な池原ダム。この写真は、平成の森(宿泊用コテージ群)から撮ったもの。
このダムの下にスポーツ公園やきなり館があります。
進撃の巨人の壁に似ているらしい。
7.その他いろいろ
・上池原(かみいけはら)のダム湖
この日は、霧か雪かでぼんやりとした景色が見られました。
(撮影:おれいさん)
・プリン山
「プリンの形に似ているから。」と地元の子どもたちからこの名前で呼ばれています。スポーツ公園近くの池郷川沿いにあります。
(撮影:おれいさん)
・下桑原(しもくわはら)地区
ご覧の通り山に囲まれています。村の集落はだいたいがこんな感じで周りが山です。ゆえに、野生の鹿やお猿さんに遭遇することもしばしば。村民の方から、鹿と自動車がぶつかったという話も聞きました。
夜になると、山から鹿が下りてきて、我が住宅の近くで鳴くので、いつ家に侵入されるかとヒヤヒヤしていました。
秋になると百人一首の5番の歌「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の こえ聞くときぞ秋はかなしき」(猿丸大夫)に詠まれたような鳴き声がよく聞こえました。昔の歌人の情景描写を間近に体験できます。
(撮影:おれいさん)
・池原大橋
(撮影:おれいさん)
池郷川の上に架かっている池原大橋。よく河原でひなたぼっこしていました。
8.まとめ
四季折々の田舎の風景が楽しめる下北山村。村民の方1人1人が、それぞれの楽しみ方で季節を過ごしています。
蛍の光が飛び交い、夜の風が心地よい、しかも満天の星空をみることができた夏がとても好きでした。
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