僕の全ての半分

精神を病み、内臓をやられて、既に満身創痍だというのに、突発性難聴というおまけがついてきた。意思疎通がとれないストレスは相当なもので、入院生活は恐らく長くなるだろうし、緊急事態宣言が発令されれば家族と会える機会はもっと減るだろう。何処まで神様は私に試練を与えれば気が済むのか底がみえない現状に辟易としています。

今日は家族のことを書く前に、Twitter・YouTubeでいつも励ましてくださる皆様、そして流れついて興味を持ってフォローしてくださった皆様に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
当然のことながら入院先の病院もコロナと四つに組んで戦っています。だから家族と面会できない不満をぶつけるのは恥じた行為だと解っていますが、独り善がりな感情を吐露して良いのならば心から家族に会いたいです。生後11ヶ月の息子は伝い歩きができるようになったそうです。しかしそれすら見ることができない。妻と一緒に成長を見届けたいという当たり前が届かない寂寞はいつも溜息になって吐き出されています。

そんな折り、TwitterとYouTubeという世界に自分の居場所を確立できたことは、筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいことだったと回顧していますし、今現在もまぎれもない実感としてここにあります。
「苦しい」と声帯を震わせてもそれは病室の中空を漂って喪失していくだけですが、SNSに「苦しい」と呟くと、沢山の叱咤激励を頂き、いつも難を逃れることができています。等身大の自分の日常を呟くだけで、「元気をもらっている」と言っていただくこともあり、それは巡り巡って私の元気や胆力に繋がっています。
精神科医の先生に「元々物書きなんだからSNSで闘病日記を書き溜めたらいいじゃない」と言われて始めたTwitterは、昨日で20,000人のフォロワーさんを超えることができました。だからと言って何かを変えることはありませんが、病気と何とか戦っている姿や、家族との触れ合いを、ほっこりと見届けていただけたらこんなに嬉しいことはないと思っております。

家族が私を優しく包みこんでくれる唯一無二の存在だしたら、SNSを通じて出逢った皆様は、鉄壁の守りのように感じております。嫌なこと、辛いことがあっても、誰かしらが心の棘をスッと抜いてくれます。勿論、逆のパターンもあり、SNSによって傷つけられることも稀に起きますが、10分経てば忘れられるくらいの温かいコメントに助けられています。
私にできることの最善は、無事に退院して元気になった姿をお見せすることだと思っていますが、どのような結末が待っていようとも、SNSに助けられたことは忘れずにいようと思います。

孤独な入院生活。下を向いてしまいそうな鬱屈な日々。梅雨前線が連れてくる天気頭痛。家族に様々な感情をぶつけられないなかで、SNSは家族と同等の力となっております。
35歳。4歳と0歳の子供がいて、愛する妻もいる。私はそこに健康で戻れるのならばどんな苦労も厭わない覚悟でいます。なのでこれからも私の背中を押したり、エールを送ってくださったら、きっとどんな難局も乗り越えられると思っています。

今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます。

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