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教壇に立ったその日から㊲ 保護者対応について【note限定記事】

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今日は「保護者対応」についてのおはなしです。私は学級担任を持っていないのですが、塾の指導で様々なタイプの親御さんと接してきたので、その情報なども共有できたらと思い、テーマにした次第です。何かの参考になれば幸いです。

保護者と教師のトラブルについて、「モンスターペアレント」などという単語に象徴されるように、いろいろな場面で問題になりましたが、それらのほとんどが「我が子が心配である」という感情に由来するものです。自分の子どもは学校でどんな生活をしているのか、何か問題を起こしたり抱えたりしていないか、常に気がかりになるものだと思います。それと教師側の情報伝達不足や対応の不誠実さが原因で、例えば「新任の先生はやめてほしい」とか「あの先生のクラスに入れないでほしい」とか、そういうクレームに繋がるのです。
新任の先生は、かなり怖いと思います。何を言われるんだろう、子育てしたこともないし、年下だし……気持ちは分かります。ですが恐れていては何も始まりません。保護者は教師にとって「共同戦線を張る存在」です。敵視してはいけないと思います。そこで私が10年近く塾で保護者と話したり接したりしてきてわかった、「ベターな対応の方法」について話そうと思います。

保護者対応の基本

まずは「情報伝達を迅速に」。これが大切です。連絡なしに欠席した生徒に対して、ご家庭に「どうなさいましたか?」と1本電話を入れるだけでも変わります。また、何か気がかりなこと、困ったことがあれば主任に相談したうえで保護者にも事情を説明するのがよいでしょう。そのときに注意するポイントは「主観を入れないこと」です。あくまでも事実だけを話す。そうしないと話がこじれます。生徒からの聞き取り、当該教員からの聞き取り等で、事実関係をできるだけ正確に把握して、「こんなことがありました、こう対応します」と伝えるのです。もし自分の主観を含めて話をしなければならない場合は、「これは私の推測です」と前置きしておくべきでしょう。悪いことばかりを伝えるのではなく「こんないいこともしてくれました」と褒めるのも忘れずに。

テクニックより内容勝負

最初は敬語がうまく使えないだとか、どう話したらいいかわからないということもあると思います。私もまともに塾の電話対応ができるようになったのは4年目以降からです。敬語に関しては正しい日本語の使い方を勉強するのがいちばんですが、間違ったところで死ぬわけではないので、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。それよりも先にしてほしいのは、伝える内容を紙に書いて整理することです。最初は電話をかけるのにも面談をするのにも準備が必要です。何もない状態で話ができるのはベテランになってからだと思います。何を話すかプランを決めて、時間も決めておくのがベターでしょう。あと小技的に使えるのが「ご家庭ではどんな様子ですか?」「お母様(お父様)は何か心配なことはございますか?」と相手に話を振ってしまうのです。これ、結構使えます。こちらの話を一方的にするのではなく、対話を心がけるとうまくいきます。生徒に教える時と一緒ですね。何事も一方的ではいけないのです。情報共有・目標決定のための電話・面談だと考えて、双方向の意思疎通を図るのがよいですね。

偉そうに語っていますが、学校の種類・学校ごとのやり方など様々な決まりごとがあると思います。何かあればまずは直属の上司(学年主任・教科の主任・教務主任)に相談してからやるのがいちばんです。あとは経験でなんとかなるので、そんなに気負わずに頑張りましょう。私も頑張ります。これ以外に何か「こんな技術があるよ」だとか「こういう場合はどうしたらいいの?」というのがあれば是非コメントをください。一緒に考えましょう。

それでは、また。

今後の執筆の糧を頂戴できれば幸いです。お気持ちだけで結構です。