見出し画像

遊びと固着、あるいは好奇心と大人

すっかり更新もできず、不真面目なnoteになっているけれど、ご縁があって参加しているアドベントカレンダーの順番が回ってきた時は
エントリーした責任を果たそうと、重い腰を上げて筆を執る次第でした。「アドベントカレンダー2023冬」に参加しています。

贈る・つなぐ・突き抜ける。 メンバーがそれぞれ思う、正反対のことばを贈り合い、それをテーマにバトンをつないでいきます。

https://note.com/rizan1120/m/m85d78b3f3ce8

私に巡ってきたテーマは、「遊びと固着」とのこと。面白い言葉選びだな、とまず思う。遊びと固着が正反対なのだろうか。とすると、固着の対義語たる遊びは、固着しない流動性に富むものを指すのだろうか、などなどと考えてみる。

自分の記憶を辿って、ふと思い出された言葉を引用してみる。著名なインプロヴァイザーの言葉だったように記憶している。(いくつか検索をかけてみたが引っ掛からなかった)

大人になるから好奇心を失うのではない、好奇心を失うから大人になるのだ

キース・ジョンストンの言葉だと筆者記憶

好奇心を失った瞬間に大人になってしまう、好奇心さえあれば常に子どものようにその場から即興的に、相手と共に楽しい時間を作れるんだということ。
固着しているから遊ばなくなるのではなく、遊ばないから固着する。好奇心と共に遊び続けることで、流動的で躍動的な、固着しない自分でいられるというように読み替えていく。

星読みに引きつけて捉えれば、その人の人生のやりがいや個性特性、社会的な活動の仕方や、奥深くにある使命や願いなどは、持って生まれてきているものと捉える。(その人固有のものとして、所与のものとして命に宿されている。つまり、宿命として「固着」している)
ただ、その持って生まれてきたものを、どのように自分の人生を通じて「表現」していくのかは、その人の命の使い方に委ねられている。そこに、自分の意志によってこの命を運んでいく方法は、固着せずに流動的であり自由なのだ。だから、人生にも星読みにも遊びが生まれる余地がある。

「星読みやコーチングって、普通はどうやるんですか?」という固着した常識と、
目の前の私とあなたとで、楽しく意義深い時間になればall OKですよという躍動的な遊び感とを行き来しながら、セッションは行われる。
たまに、セッションが上手くいったりすると「上手にできるなんて大人になったなぁ」と思う自分と、「上手さを超えて、もっと好奇心使って楽しくやれた方が、2人のためになるんちゃう?」と思う(子どもじみた)自分とが、両方いて困惑する時もある。

自分の人生に刻まれたメッセージはどんなものですか?
それをどのように受け止めて、どんなふうに使っていきますか?
星を読む私とあなたとで、どんなふうにこの時間を遊んで楽しんでいきますか?

年の瀬を迎えて、どんな1年かを振り返る時期でもあるでしょう。
遊びと固着を行き来しながら、そんな問いかけと対話を楽しめるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?