貧困のない国なんて存在し得ないですよね、わかってます
スーパーに買い物に行きました。
買い物をした後、入り口を出た先のベンチで焼き芋を食べている高齢の男性がいました。
生きているだけで凄いことで、
生きていることでそれって本当に本当に凄いことで、
家があるだけで幸せなことで、
だから胸がぐわってなって目頭が熱くなった。
体調のこととかもあって、私も焼き芋を買って帰ってきてて、
それを家で食べました。
店には2種類の焼き芋が売っていて、大きさはどちらも同じくらいだけど値段が片方は割高で。
私が買ったのは安い方。
正直な話ね。少しモサモサしてて甘味が足りなくて、食べた時にまたあの人のことを思い出しました。
「あの人はどっちの焼き芋を買ったんだろう?」
「高い方を買ったのかな?安い方を買ったのかな?」
私だったら安い方を買う。
安い方を買っていたとしたら、その味はどうだったのかな?
どうか美味しいものでありますように。神様どうかどうかお願いします。
自然が生み出す食べ物は当たり外れが必ずある。
高ければ美味しい。それは農家さんが頑張った分だけの苦労がそこにあるから。
値段という目に見えるものに比例する。分かりやすい。
お金持ちじゃない人は持てるものの範囲で取捨選択するしかない。だから余計に当たり外れと対峙することが多い。
あの人は“好き”で買って、“食べたくて”買って、“幸せな気持ちに”なりたくて買って、もしそれが満たされない結果となっていたとしたら。
「他のものを買えばよかった」と後悔していたとしたら。
そんなことを考えずにはいられなかった。
駅構内で座り込む人を見かける度に、
道路の隅で座り込む人を見かける度に、
貧困のない国なんて存在し得ないのだと。
人は何のために生まれてきたのかと。何のために生きているのかと。
いろいろ考えて頭がグワングワンする。
新しい年が、明けました…。
HSP気質な私に少しだけ救いの手を…。サーポートにより私に生きてる意味を頂けましたら幸いです。