見出し画像

月面にハイヒールの足跡をつけたい

年に2回か3回くらい、もうちょっとかな、定期的に見ている動画があります。
ふと唐突に思い出してYouTubeに見に行くのですが、今回はそんな動画のことを書きたいと思います。

その動画とは、スプツニ子!「ムーンウォーク☆マシーン、セレナの一歩」です。

主人公の女の子であるセレナが、「月面にハイヒールの足跡をつけたい!」という夢を抱き、月面探索ローバー”ムーンウォーク☆マシン”を制作します。と簡単に文章でこう書くと、
「でも月面って宇宙だよ。ロケットにムーンウォーク☆マシンを搭載して打ち上げるの?」
そんな疑問が湧くかもしれませんね。セレナは月面にハイヒールの足跡をつけることができるのか?その疑問の答えは動画でストーリーとなって表れます。

スプツニ子!「ムーンウォーク☆マシーン、セレナの一歩」

実はこの動画、2013年に東京都現代美術館にて開催された「うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)」にて出展されたものです。
動画内に登場するマシンやセレナの二段ベッドコックピットなどとこの動画を合わせて、ひとつのスペースに展示されていました。

当時、実際に美術館でリアルタイムでその作品を見て、ひとめで気に入ってしまったのです!

なんてかわいい!
セレナちゃんのキッチュで”好き!”が詰まった世界にも魅了されたけれど、一心に無心に夢に向かってがんばっている姿に心打たれたのだと思います。

自由に出入りできる展示の一室では、常に誰かが入ってきて、展示や動画を見て、そしてカーテンを抜けて次の展示に進む。どんどん人が流れ入れ替わっていく中、私はその一室にとどまり、何度も何度もその動画を見ていました。
ベンチに座りながら、壁際に立ちながら、セレナのコックピットを眺めながら何度も。あまりにも気に入って、別の日にまた見に行きました。

ここまで何度も見てしまうくらい好きなのは、自分の中にある何かとカチッとかみ合って反応しているということ。叶えたい夢があったのか、叶えたいと思うような夢を持ちたかったのか…。
セレナを応援する気持ちが、いつの間にか自分の方が応援されているように感じてしまう、私にとっては元気をもらえる作品。だから時々ふと思い出しては元気のチャージをしているのかもしれません。

アートってそういう力があるな、としみじみ思います。
作り上げた作品を通してテーマが語りかけてくる。それを言葉にするのがとても難しいのだけれど、言葉にしなくても、自分の中の何かはしっかりとキャッチしているよう。やっぱり”好き!”にはパワーがありますね。


今日もありがとうございます。


もっと自分を知るための「タロットセッション」、自分に意識を向ける「kanaiプレートアート」のワークセッションを、東京都内での対面、またはzoomにて提供しています。
ご案内はこちら。



日々のこと、タロットのこと、セッションの詳細などアメブロで発信中。
よかったら見に来てくださいませ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?