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イギリス旅行記1:夏のロンドンへ

8月の12日から19日まで、新婚旅行と称してイギリスとスコットランドを旅してきました。海外といえば、いままで台湾しか行った事のなかった私。でもなぜか、イギリスは子どもの頃からいつか行ってみたい場所でした。

7月半ば、夫と私、お互いの夏休みが重なることがわかり、急いで航空券とホテルを取って旅行が決まりました。

母「ツアーで行くんじゃないの!?」

私「ツアーじゃないよ。りょうくん(夫のこと)はイギリス詳しいからたぶん大丈夫」

夫は大学を卒業してから、イギリスの大学に留学していた時期があるのです。英語も読んだり話せたりするので、私はツアーじゃない旅行も、たぶん大丈夫だろうと見込んでいました。

でも、念押しはしました。

私「私を置いてどっか行かないでね!トイレの時も待っててね!怖いから」

私の英語は、高校時代以来ろくに勉強したこともないのもあり、非常にお粗末です。

旅行までは、無事に帰って来られるかしら、と大変ドキドキしてました。

8月11日、まず金沢駅おからサンダーバードに乗って大阪へ。旅の前日は、大阪駅までお義母さんが来てくださいました。

「ハゲ天」という天ぷら屋さんに入って、お食事をしたのですが、やっぱり治安のことを大分心配されました。

うちの両親からも「無事に帰って来てね!」と何度も言われています。フランスのパリやニースで起きたテロのことが、やっぱりみんな頭にあって、私自身も気になっていました。

食事のあと場所を移動してホテルのラウンジでケーキセットを食べた後、お義母さんと別れて関西空港行の列車に乗りました。空港のひとつ手前の駅の、りんくうタウン駅で降りて、今夜は空港近くのホテルに泊まります。

夫「ホテルのレストランは高いねえ」

私「ファミマがホテルの中にあったから、今夜はコンビニ飯にしよう」

実際ホテルの中にあるファミマは、とても品物や食品が充実していました。カップヌードルとおにぎりを買って、ホテルの部屋の湯沸かし器を使って食べました。

8月12日の朝、ホテルからシャトルバスで関西国際空港へ出発しました。飛行機が飛び立つ時間は10時半の予定でしたが、お盆時期の空港はとても混むため、2時間前には空港に着いていなくてはならないそうです。

手荷物検査などは問題なく終わりましたが、持っていたペットボトルの飲料水は捨てなくてはなりませんでした。

いま、国際線の空港では、100ミリ以上の液体を機内に持ち込むことは禁止されています。もちろんテロ防止のためです。飲み物は検査が終わってゲートを通ってからなら、買っても良いみたいです。

今回の旅路は、オランダのアムステルダムで飛行機を乗り継いでイギリスに行きます。私達は、オランダ航空のスカイブルーのジェット機に乗り込みました。

フライト時間はおよそ11時間です。スムーズに離陸してほっとしました。

オランダ航空の添乗員さんは、30代、40代くらいに見える方が多くいらっしゃいました。日本では若くて美人の人しかフライトアテンダントになれないイメージがあったので、ほほう、と思いました。みなさん、笑顔が素敵です。そして、やっぱり背が高いし、大柄です。

離陸してしばらくすると、熱いナプキンが配られ、一回目の機内食が出てきました。フィッシュかチキンかを選べて、私はフィッシュにしました。

出てきたのは、魚の唐揚げとカレー味の炒めごはん、サラダにあんみつ。やはり日本のものとは少し味つけが違うような気がしたけど、無事完食しました。

食事が終わると、機内が暗くなります。長時間のフライトの間、ひまだったので、いろいろ思いを巡らせていました。

飛行機は高度1万メートル以上の場所を飛んでいて、外の気温はマイナス60度くらいになっているみたいでした。エコノミー症候群を防ぐためなのか、添乗員さんがジュースや水をどんどん持ってきて、おまけに機内が寒いので何度もトイレに立ちました。

9時間を過ぎたあたりから、だいぶしんどくなってきましたが、もう少し我慢です。

日本を朝の10時半に出て、その日の日本時間夜の10時過ぎにアムステルダムのスキポール空港に着きました。

スキポール空港は、とても現代的なつくりの、すごくお洒落な空港でした。

照明や、天井のつくりや、カフェスペースがいちいちハイセンスでびっくりしました。

空港のカフェで、重たいものは胃が受けつけそうになかったので、私はトマトスープを頼みました。日本のより、だいぶしょっぱくて、味の違いに驚きました。日本で円をイギリス通過のポンドには両替してきましたが、ユーロは持っていなかったので、カードで払いました。

夫はハンバーガーを食べています。

スキポール空港で、眠さと疲れを我慢しながら、3時間待ってひとまわり小さいシティージェットという飛行機に乗って今度はロンドンシティー空港に向かいます。

約50分くらいの飛行時間で、ロンドンの街中の空港に着陸しました。

ロンドンシティー空港で、まずはオイスターカードという地下鉄のカードを買います。

ロンドンの地下鉄に乗って、ホテルのあるクイーンズウェイに向かいました。ロンドンの地下鉄の中には、いろんな人種の人が乗っていました。

西洋の人、アジアの人、アフリカ系の人、アラブ系の人…このいろんな国をルーツに持った人たちが、一緒に生きているのが、イギリスという国なのだなあ、と実感しました。

クイーンズウェイで降りると、街には匂いがありました。中華料理の店、トルコ料理の店、ハンバーガーの店、という食べ物の匂いに混じって、人々の生活の匂いが、日本よりもずっと強くしていました。

現地時間の8時を回っても、外はまだ薄明るく、その中でスーパーマーケットに入り、とりあえず食べられそうなバナナと、ミネラルウォーターとお菓子を買って、ホテルで寝ました。とても長い一日でした。

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