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快速じゃなくて、普通で行こう|読書"中"感想文

世の中に「読書感想文」というジャンルがある。読んだ本に対する感想や、本から発展した自分の意見などを書くものだ。

けれども、読み終わっていない本の感想や、現在進行形で考えていることを書くのもいいじゃないか!
ということで、読書"中"感想文を。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』という本を読んでいる。
つい最近読み始めて、現在進行形だ。Kindleなのでページ数は不明だが、現在地は上巻60%付近。
いろいろな人がいろいろなSNSで紹介していて、読みたいリストに入れていたものの、なかなか手を出せないでいたが、Kindleの上下巻一緒に買うと◯%オフ!みたいなキャンペーン(しかも制限時間付き)に背中を押される形で購入。今に至る。

「前情報なしで読んだほうがいい」というAmazonレビューの助言通りに、なるべく情報をシャットアウトして、本書に臨んでいる。
なので、この文章は(私自身も最後まで読んでいないので当然であるが)ネタバレを含まないし、なんならあらすじも書けない。すでに読了された方がネタバレを仕掛けてくるのもご遠慮願いたい。

ただドキドキしながら読んでいる途中の心境を独り言のようにつぶやくだけで、同じ本を読みたいなと思っている人に対しては、何の足しにもならないと思われることを忠告しておく。

で、感想を。
とにかく、早く続きが読みたくなる。主人公(語り手)もわからないことが多いし、読み手と主人公は一緒になって物語の中を冒険していく。
もう少し、もう少し、とどんどん寝不足になっていく典型的なパターンだ。

これと同じ感覚は、宮部みゆきの『模倣犯』。
いいとこで、場面転換し、続きを読ませてくれない感じも、『模倣犯』に似ている気がする。

私は通勤の電車に揺られながら本を開くことが多いが、少しでも長く没頭したくて、快速電車じゃなくて、普通電車を選ぶほどだ。
本を読むために、遠回り。
本を読む人にとって、これほど幸せなことがあるだろうか。

と、いうことで、早く読みたいのでこの辺で。
読み終わったらちゃんと感想を書くかもしれないし、むしろ多くは語れないかもしれない。

では、物語の世界に戻ります。ではまた。

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