私のお母さんは、変な人。
私のお母さんは、朝私が起きるときは、まだ起きない。
なので、私は自分でipadのアラームを設定して、自分で起きる。
冷蔵庫からヨーグルトを出し、グラノーラとメープルシロップを乗せて食べる。
勝手に着替えて、髪をとかして、家を出るときにお母さんを起こしてあげる。
毎朝のことなのに、お母さんは起きると「自分で全部できたの〜!すご〜い!さすが莉亜さん!行ってらっしゃ〜い!」とゴロゴロ転がりながらいう。
私が家に帰ると、お母さんはまだ帰ってこない。お菓子を開けながら、宿題やったりゲームしてたりすると、弟を連れて「ただいま〜!」とバタバタ帰ってくる。
お母さんは、バタバタのまま夕ご飯を作る。作りながら電話したり、音楽を流したり、ビールを飲んだり、たまに踊ったりする。
ご飯を食べると、パソコンを開いてビールを飲みながらカタカタキーボードを叩く。
仕事に疲れると、「あ〜キュ〜け〜しよう!妄想ゲームしよう!」と私を誘う。
妄想ゲームとは、"もし、私がCIAの日本人スパイだったら・・・"とか、"新しいディズニーキャラクターを作る人だったら・・・"とか、架空の人物同士になってストーリーを作っていく。途中でエイリアンに襲われたり、隕石が落ちたりして意外と面白い。
弟は妄想ゲームができないので、お母さんと私が盛り上がっているとそのうちぐずりだして、お風呂からのおやすみモードになる。
お風呂の中では、たまに"お風呂大討論会"を開催する。日本の変なとこ、あのニュースの変なとこを、ニュースに出てくる人になりきって討論する。
お母さんは、すぐにのぼせて「もう、莉亜さんの勝ちでいいです。」とすぐ負ける。
そんなお母さんは21歳のときに私を産んだから、友達のような妹のような時がほとんどだけど、たまにお母さんになる。
お母さんは、くるくる、バタバタ、カタカタしてて、面白い変な人だ。
山形県に住んでいる小学4年生です。小説や漫画を読むのが好きで、1年生の頃からメモ帳に短い物語を書いてきました。今はお母さんのお古のパソコンを使って長い小説「皐月と美月の夏。」を書いています。サポートしていただいたお金は、ブックオフでたくさん小説を買って読みたいです。