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「僕ね、女の子の服を着せられてるんだ」

この前、実家近くの美容室にいったとき、何度も歩いたはずの道で、ふとある女の子のことを思い出した。 いつも同じ通学路を往復するだけだった僕が、まわり道をして帰っても誰にも怒られないことをようやく知った小学六年生のときのこと。 美容室と八百屋の間の道、僕の被っている帽子とは違う、黄色い帽子を頭に乗せた女の子は、何をするでもなくただ立っていた。 その場所はちょうど学区の境だから家は近いはずだった。だから小学一年生の女の子が一人で外に立っているのは違和感があった。 「

    • 日曜の朝に風呂とコーヒーと庭園はいかがですか

      僕の住んでいる殿上湯では12月から朝湯を始めました。 毎週日曜日、2日のラベンダー湯に始まり、9日のビワの葉湯、僕も2週続けて入りました。 時間帯のせいか朝陽が射しているせいか、朝湯はいつも入るよりも気持ちがいいです。 朝湯が始まって2週間経った今、なんで朝湯の紹介をしているかというと、 「朝湯で温まり、風呂上がりにコーヒーをすすり、近くの庭園を散歩する。」 という最高の朝を過ごすことができる日が来たことをお知らせしたかったから。 要点は、 ・朝湯カフェをやるよ

      • 塩谷さんと「キングオブ銭湯」に行ってきた -銭湯図解日記-

        銭湯再興プロジェクトのメンバーがお届けする『銭湯図解日記』。 (↑銭湯図解本の制作過程はこちらで発信しています。) 今回は10月3日に伺った、北千住の大黒湯(以下大黒湯)での銭湯図解本の取材同行メモになります。 今回担当するほしあゆむ(@ayumu_nwnhe)です。 僕の自己紹介については、以下の2つのnoteにて割愛させていただきます。 今回、伺ったのは、銭湯好き界隈で、 「キングオブ銭湯」と呼ばれる北千住の大黒湯(以下大黒湯)。 実は今回の取材同行が決まった時

        • 僕が銭湯に住むまで

          つい一年前まで、僕は全くと言っていいほど銭湯に興味がなかった。 最寄駅から大学までの通学路には2つも銭湯があるが、もちろん入ったことはなくただの景色にすぎなかった。そんな僕が銭湯に住むことになるまでの話-前回は僕が殿上湯に住み込みを始める直前の話を書いたので今回は正確にはその序章ということで-を書きました。 はじめましての方はもちろん、お会いしたことがある方にも、友達にもここまで詳しい話はしたことがなかったので、ここに納めておきます。 --------------

        「僕ね、女の子の服を着せられてるんだ」

          「銭湯」に「引っ越し」ました。

          銭湯に引っ越しました。 きっかけとなったのは、 ベッドでゴロゴロしながら見たこのツイート 記事の内容としては、 「週6日毎晩掃除をしていただく代わりにお部屋と食事を用意します。」 というもの。 「うおお、すげぇ!こんなところあるの!」 と思いましたが、すぐに 「きっと両親に反対されるんだろうな…忘れよ…」 と思い、 このツイートは見なかったことにして Twitterと目を閉じた。(うまくない) しかし、そんなことしたって頭の中はさっきのツイートのこ

          「銭湯」に「引っ越し」ました。