見出し画像

「銭湯」に「引っ越し」ました。

銭湯に引っ越しました。

きっかけとなったのは、
ベッドでゴロゴロしながら見たこのツイート

記事の内容としては、

「週6日毎晩掃除をしていただく代わりにお部屋と食事を用意します。」
というもの。

「うおお、すげぇ!こんなところあるの!」

と思いましたが、すぐに

「きっと両親に反対されるんだろうな…忘れよ…」

と思い、
このツイートは見なかったことにして
Twitterと目を閉じた。(うまくない)

しかし、そんなことしたって頭の中はさっきのツイートのことでいっぱい。
好きな子と話した内容を頭に浮かべて眠れなくなる中学生さながら、頭の中は「殿上湯住み込み」という言葉で埋め尽くされた。

もちろん「見なかったこと」にできるはずもなく、
次の日、母にさらっと話してみることに。

僕「あの〜、もし銭湯に住み込みしたいって言ったら、どうする??」

母「なに言ってんの、そんなことより勉強しなさい」

瞬殺。

その後、サークルの新歓やゴールデンウィークに気を取られて、住み込みのことはすっかり頭の隅っこに追いやられてしまった。

6月上旬、色々終わって落ち着いたときふと「殿上湯」のことを思い出しました。

一度は夢の話として終わってしまった

「殿上湯住み込み」

やっぱりやりたい、でも恐らく母には反対されるし、勉強もしなきゃいけないし、うーん、、

それから1週間近く悩んだが、
やはり「殿上湯」への思いが捨てきれず、
もう一度母に相談してみることに。

「あの〜、4月に言ってた銭湯住み込みのことなんだけど、やっぱり住み込みしたいなあと思って…
とりあえず連絡だけしてみていい?」

「いいよ」

え!やったー!
連絡する!
(この前はなんだったの…)

次の日、すぐに殿上湯にメールを送った。
すると数時間後にこんな返事が、

**「メールを拝見し、是非一度お会いできればと思います。」 **

「メールきた!!!」
大学生になって初めて彼女ができたかのような喜び方で周りに座っている全ての友達に報告した。

(メールをしてから知ったのですが、連絡した前日に住み込みの方が卒業されることが決まり、丁度再募集をかけ始めたところだったそうです。もし僕が5月に連絡していたら、
「もう住み込みする方は決まってしまいました…」
となっていたでしょうから、本当にラッキーでした。)


そうして、6月24日の午前中、
殿上湯に伺い、話をして、住み込みさせていただくことに決まりました。


少し間が空いて今週から住み込みをはじめました。
今日で4日目になります。

部屋はこんな感じ。
銭湯の真裏にあります。
6畳に僕ともう一人住み込みの方と二人で生活しています。

まだ4日しか経っていませんが、
今まで全く知らなかった家族と食事をし、
同居人と毎晩お風呂を洗い、
掃除が終わったらみんなで銭湯の裏でジュースを飲みながら話をしたり、
ただただ楽しい、、

同居人の方々もさることながら、殿上湯のご家族がほんとに素敵です。

それを感じたエピソードを一つ。
____

住み込み開始の日のこと。
初めに大半の時間を過ごすことになる自分の部屋へ案内されました。

殿上湯5代目
「ここがほしくんが入る部屋。押入れの中に布団入ってて、荷物ここに置いていいからね。洗濯物はここで干してね。あと小さい棚用意したからこれ使ってね。」

僕「はい!ありがとうございます!
あ、あの、このギターと小さい箱は、、?」


5代目「ああ、これもうあんまり弾かなくなっちゃったやつ。いつでも弾いていいからね。」

僕「ありがとうございます!弾きます!
あ、あとこの箱は、、?」

5代目「あ〜、これもあげるよ」

僕「え、あ、いいんですか!ありがとうございます!」

こんな流れで殿上湯に着いて早々に、
「フィギュアとアコギつきの部屋」を手に入れました。加えて「こんなところ楽しいに決まっている、、」という確信も。

書いてから思いましたが、これは殿上湯のご家族の素敵さが伝わるエピソードなのでしょうか…。ま、いいや。


最後に

僕がここで発信することで何が変わるかもわからないし、まだ確信を持って何か行動に移せている訳ではありません。

それでも発信していきます。
自分がイメージしていることがすぐには実行に移せなかったとしても、絵に描いた餅であったとしても、発信することでそれはきっと餅をつくる米の一粒くらいにはなるはず。

そんな気持ちで、臼と杵の代わりにnoteを携えて餅をつき始めした。

どんな餅を作れるかわかりませんが、まずは餅をついていく所存です。

____
住み込みを始める前の銭湯に興味を持つまでの出来事を記事にしました。


銭湯に全く興味のなかった大学生が銭湯に吸い込まれていくまでの話です。
この話をするとまるで漫画の主人公のようだね、と言われますが僕も客観的に見て否定できないくらい面白い出来事が重なって今に至るなと思います。
是非読んでね。
____

Twitterでも住み込みの日々や銭湯について発信しています。みてね。


#銭湯 #殿上湯 #住み込み #駒込
#西ケ原 #上中里


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?