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自由な想像力で星を読むために。特別ではないわたしの『星読みノート』。

『星読みノート』

『星読みノート』は、簡単な星読みのための書きこみ式ノートです。
以下のリンク先ページは有料記事ですが、『星読みノート』は自由にダウンロードできます。

(こちらの記事からダウンロードできます)
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『星読みノート』をつかった実例として、わたしの星読みを紹介をしたいと思います。今回は太陽、月、水星、金星、火星、土星の6惑星で行ってみました。意味のこまかな説明は省きますが、全体の雰囲気を見ていただけたらと思います。コンセプトは、とにかく自由に読んでみることです。まずは、星とのおしゃべりが色んな発見をあたえてくれることを実感してみてください。

もちろん、この星読みはあくまでひとつの例なので、全くちがった読みかたもできます。色んなやり方を発見するのも楽しそうですね。

■『星読みノート』実践。

ホロスコープを書きこむ。

ホロスコープをつくるためには、パソコンソフトやスマホアプリ、またWeb上のサービスを利用すると便利です。必ずしもホロスコープを『星読みノート』に書きうつす必要はないのですが、惑星とサインだけのホロスコープは図の見通しが良く感じられると思います。

■ 太陽を読む

もともと、わたしは牡羊座と太陽が結びつく要素をあまりもちあわせていないと思っています。それでもここに書いたように、家の中では怒りっぽかったり(ペースを乱されるとき?)、何かにドはまりするときの熱っぽさが見えてきます。

たとえばこの怒りっぽいところは自分の短所ではあるのですが、それをダメと頭ごなしに否定せずに、牡羊座で見ることができるひとつの特徴なのだと認めると、不思議なもので怒る自分も受け入れやすくなります。

どこかで自己嫌悪の原因とは考えなくなるからかもしれません。
「いつでも好き放題怒っていいとは思わないけれど、わたしの性質のひとつさ、まあ怒りたければいつでもどうぞ」と半ば開き直ることに効果があるのか、怒ること自体も減ってくれるように感じます。誰でも絶対にそうなるとはいえませんが、こんな自己容認の効果も星読みで見つけられるかもしれません。

ちなみに、わたしの夫の太陽も牡羊座なのですが、彼が牡羊座の太陽に結びつけているのは「物を作ることが好き」とか「我慢が苦手」ということです。その発想はというと「(頭では)手の込んだものを作りたいと憧れるけれど、(実感としては)自分は、熱にまかせた勢いでやるのが向いている。じっくり時間をかけて作る人たちに比べれば出来るものの質も限られるかもしれないけれど、計画や段取りを決めてやろうとすると段々つまらなくなって結局完成もしない。できないことへの欲はすてて、自分にできるやり方でやる方がいいのだろうな」というものです。

同じ牡羊座の太陽でも、全くちがった見方ができますね。


■ 月を読む

月で見つめるのはほんとうの想い。わたしの自己認識に対して、蟹座の視点は、かなり自分らしさとして感じられるものです。わたしのニーズは、ありふれた日常生活への関心に強く向いていることが見えてきます。


■ 水星を読む

水星の発想は魚座の視点でスタートです。経験的なものと合わせて見つめると、たとえば人とのやりとりでは、話している内容や情報よりも、その場の雰囲気や空気感がより思い出されるように感じます。

それから、人がやっていることを「お、いいな」と影響を受けることが多いです。一方通行ですが、勝手に相手のことを先生と感じていることがたくさんあります。色んなことをすぐに真似したくなりますが、実行力がおよばず、あこがれだけということも多いです。自分から誰かを惹きつけようとか、リーダーになることは苦手と感じていることも見えてきます。


■ 金星を読む

金星では、楽しいことを色々考えることができます。つきつめれば、本当にやりたいことって何だろうと想いめぐらすきっかけにもなるかもしれません。ごく日常的なものであっても、ああ、近頃これやってないなあとか、そういえばこれをやってみたかった、なんて思い出すこともありそうです。


■ 火星を読む

火星で見えてきたものは、オンオフ感覚です。なぜかやる気のあるときは、それまで興味もなかったことでも急に始めることがあります。そんなときはお金もかけることも平気です(ふだんは紐がとても固い)。それも、何をきっかけということもなくとたんに熱が冷めます(これは、牡羊座の太陽から発想することもできそうですね)。

こんなムラのあるやる気を自覚すると、わたしが物事をこなすには工夫が必要なのだとわかります。大それたことじゃなくてもいいから、無理のない範囲で日々続けられることをしよう、と自分なりに応援する気持ちが出てきます。


■ 土星を読む

わたしのホロスコープの特徴として魚座の惑星が多数をしめています。色々発想をめぐらときでも、この偏りの影響は無視できません。そんな中、オポジション(180度)の関係となる場所に「乙女座の土星」があることは、発想への大きな刺激となってくれます。

星読みは、どこか真剣勝負みたいな部分があるように感じます。誠実に取り組むほど、自分をまっすぐに見つめることになります。反面、気を抜けば抜いたなりに気軽なつきあいもできるわけです。それでも、やっぱり土星を読むときは、どこか背筋を正す気分になります。

これまで見てきたように、わたしは感性や雰囲気を良いものとみなす傾向があります。でも、オポジションの土星に耳をかたむけようと努めるとき、自分とちがうタイプだからといって、理屈っぽいってイヤねぇなんて簡単に言ってはいけないし、きちんと何でもこなせる人たちのことを正しく評価せずに、うがった目で計算高いなどと思ってはいけないんだと自省します。土星を見るたびに反省点に立ち返ることができます。

12星座の視点でものごとを見つめるという試みをくり返すほど、自分ができないことと、それをできる人がいることの間には、良い悪いも優劣もないと感じられるようになる気がします。自分に特徴があるように、他の人のなかにもたくさんの特徴があることに気づかせてくれます。他人と自分のちがいを問題の種にしてはいけないのだなと教えてくれます。

ホロスコープで自分を見つめているようでありながら、同時に、そのむこうに他の人のことも感じているのかもしれません。

■ まとめ

星を通じて自分を見つめることは、ホロスコープを通じて普段から思っていたり感じていたりすることの再確認ともいえます。じゃあ星読みなんていらないのではといわれたら、そのとおりだなとも思います。でも、ホロスコープを通すことで楽しみながら自分を見つめることができるのなら、それはひとつのきっかけとして大きな意味をもつようにも思います。

また、普段の生活では見過ごしていることも、星で簡単に気づけることもあるかもしれません。気づきさえあれば「おや、実は思っていたよりも簡単に改善できることだったんだ」というものもあるかもしれません。

当然といえば当然なのですが、わたし自身が星に発想することは、ほんとうは、ここで書いたことよりもずっとたくさんあります。ひとつの経験を星から引き出すと、数珠つなぎのように記憶や想いはめぐります。こんなシンプルな星読みでも、たくさんのことを気づかせてくれます。

よかったら、ネイタルチャートで自分のことをじっくり見つめるように、トランジットでも日々の星を12星座の視点で見つめてみてください。トランジットには自分のホロスコープにはない視点があります、きっと、たくさんの発見があるはずです。

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