見出し画像

私の全てだった。

ここは「ホシのはなし」をする場所。
そう、SEVENTEENのホシくんのお話を
するために作った場所。

しかし、今日だけはどうか許して欲しい。
今日はホシくんではなく彼に伝えたい。

私の全てだった彼の話を…

出会って…

あれはそう、運命だった。

日本アカデミー賞。
毎年見ているうちの家族はその日も見ていた。
「今年はどの作品が選ばれるかな」なんて
たわいもない話をしながら。

だけど、私は心を奪われた。
レッドカーペットを歩くある1人の人物に…

新人賞の発表でその人物は軽く話し、
彼の出番は終わった。

「めちゃくちゃかっこよかったな…」

その後の私はただそう思っただけで
次々に発表される賞のことしか頭になかった。



ちょうど三代目が少しずつ注目され
学校でも話題になっていた頃。

もともと三代目ファンだった友人に
「めちゃくちゃかっこいいから見て!」と
押されて渋りながらも曲を聞いたり…
最初はその程度だったと思う。

そしてある日その友人に
「次Mステ出るから見て!」と言われて
その日Mステを見たのである。

私はまた心を奪われた。

あの日レッドカーペットを歩いていた人物が
そこで歌を歌っていたのだ。

私はあの時、運命だと思った。

笑われるかもしれないけれど
本気で運命の出会いだと思った。

私はこの日、「登坂広臣」に出会った。

共にして…

その日から私は変わった。

私に三代目を教えてくれた友人と共に
毎日飽きるほど三代目を語った。

毎日ネットと向き合い、彼を追った。

彼がどこの出身で誕生日はいつなのか。
彼はどうやって三代目になったのか。
彼はなぜ歌を歌い始めたのか。

彼の全てを知りたくて毎日調べた。
調べて調べて調べて…毎日考え続けた。

いつの間にか私の周りは彼で溢れていた。
彼の写真、ポスター、CD。

いつの間にか母親までファンになって
家族で彼らを追うようになって…

気づいた頃には彼を思い浮かべない時間など
ないほどに彼と時間を共にしていた。

私は彼と共に生活をしていた。

恋をして…

日々彼と生きていくうちに
私は少しづつ変わっていった。

彼のことを思い浮かべると幸せになれて
彼の歌を聞くとなんでもできる気がした。

彼が笑っている姿を見ると自分も笑顔になって
彼が向けてくれる眼差しに心臓が鳴った。

いつの間にか彼のことを見る度に
心臓がバクバクしてキュンキュンした。

彼の歌を聞く度に愛が溢れて止まらなくて
彼が活動してるのを見る度に幸せだった。

彼のことを考える時間が1番幸せだった。

私は彼に恋をしていた。

苦しんで…

恋をしているような日々を送る中で
私はまた変わっていった。

彼のことをつぶやく人や褒める人に
モヤモヤとした感情を持つようになった。

彼のグッズを持つ人に嫉妬して
彼のことを応援する人を見るのが嫌になった。

彼のことをかっこいいという他人の声を
聞くことが辛くなった。

いつの間にか同担が怖くなって嫌で
関わりたくないと思うようになった。

私は同担拒否になってしまっていた。



自覚してからは苦しい日々だった。

同担を避けながら生きる日々の中で
身近な人が彼を好きになったらどうしよう、と
怯えながら生きるようになった。

どれだけ気をつけていても誰かが呟く彼への愛が
耳に入ってきて苦しかった。

逃げるにも逃げられない。
離れようとしても離れられない。

私は彼に恋をしながら幸せを味わうと共に
彼を追うことに苦しみを与えられた。

それはきっと彼に溺れた罪だった。

助けられて…

ある時私は人生最大の壁にぶつかっていた。

自分が何に苦しんでいるのかも分からないほど
自分が分からなくなっていた。

私は生きていることすらなんなのか
分からなくなっていた。

毎日彼に訴えかけた。

私はどうすればいい?
私はどうすることが正解なの?

そんな時ですら彼を見てると笑顔になれた。
彼の歌を聞けば全てを忘れて幸せになれた。

そして彼は歌で伝えてくれた。

つまづいたことのない人なんていないんじゃないか? 
別れの悲しみ味わって立ち直った人どれだけいる? 
誰かの笑顔にどれだけ救われたことがあるだろう 
俺もそんな存在になりたいのさ  

Today tomorrow 
Time won't stop oh 
傷ついてもまた起き上がって 
See the Sun Get my back up 
上向いて oh 笑い飛ばしていこう  

涙一筋なんてすぐに乾くんだし 
汗が一筋ならいっそもっともっと流そう 
全然へっちゃらさ 
Because I got a heart of gold 
痛くないこんなくらい
 I got a heart of gold 
灯り一筋 金色に輝く 
光一筋見上げるもっともっと Shine on  

苦しい時こそ生きてる証が見えるものなのかも 
幸せってどこかを探すものじゃなく
その存在自体 あの人の涙が教えてくれた 
Pure であれと 俺もそんな風にありたいのさ  

Today tomorrow 
Time won't stop oh 
前にしか進まない どうしたって 
See the Sun Get my back up 
前向いて oh 全開で走りだそう  

涙一筋なんてすぐに乾くんだし 
汗が一筋ならいっそもっともっと流そう 
全然へっちゃらさ 
Because I got a heart of gold 
痛くないこんなくらい 
I got a heart of gold 
灯り一筋 金色に輝く 
光一筋見上げるもっともっと Shine on  

失敗したってそれでも明日が来る限り 
You'll Never Know 最後まで分からない 
何回もトライ それが未来 
変えていけるようなマインド 
I got a heart of gold  

涙一筋なんてすぐに乾くんだし 
汗が一筋ならいっそもっともっと流そう 
全然へっちゃらさ 
Because I got a heart of gold 
痛くないこんなくらい 
I got a heart of gold 
灯り一筋 金色に輝く 
光一筋見上げるもっともっと Shine on


「HEART of GOLD」より

何度も彼の歌に助けられた。
何度も彼の存在に救われた。
私が弱っている時、私を励ましてくれた。

彼は私に生きる勇気を与えてくれた。

大人になって…

少し大人になった私は少しだけ変われた。

周りを気にする前に、彼が存在してることに
感謝できるようになった。

恋心には区切りをつけて
ファンとして彼を追えるようになった。

彼が生きている世界に…
彼の歌が聞ける世界に…
自分が存在してることを誇りに思いながら
彼から貰う幸せを受け止められるようになった。



それでも同拒はやめられなかった。

未だに彼を好きな人たちと
彼の魅力を語り合うことは出来ない。

彼を好む人と仲良くはなれない。

私は知っている。
多分一生これを治すことはできないことを…

だから私は今日も幸せと苦しみを感じながら
彼を追うしかない。

全てにありがとう

間違いなく彼は私の全てだった。

私の人生において最も影響を与えて
私が生きていく上で必要不可欠な存在だった。

わたしに恋も苦しみも感情も生きる意味も
全てを与えてくれた人だった。

そして、彼が教えてくれたことは
私が生きる上で様々な形に変化しながら
私を救ってくれている。

今味わっている苦しみだって同じで、
そのおかげで私は今楽しいオタ活ができている。

彼が与えてくれたものは私の全てになった。
私が進むための道しるべになった。

だから私は彼に伝えたい。

全てにありがとう。



確かに彼を追っていると苦しい。
それでも私は彼から離れたいと思ったことは
これまで1度たりともない。

どれだけ苦しくてもどれだけ辛くても
やっぱり私は彼がいないと生きいけないから。

間違いなく今も私の中で彼は存在している。

私は今日も彼と共に生きる。
彼に溺れた罪を背負いながら…

私はあなたを一生愛すると誓うしかなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?