空気が読めない人
独立して、また自分で経営する中でたくさんの人と仕事で絡んできた。
コミュニケーションにおいて、めんどくさいながらも暗黙の了解は多数存在する。
”この空気のときはこんな行動をする。”と思われる場面で「え?え?」と戸惑うような発言、行動をする人はオトナになってもいるものだ。
明らかに周りの空気が凍っている、中にはイライラしている人もいる中で、本人はそれに気づかない。
それはある意味幸せなことだなぁ。と思いつつも、やはり仕事においては不幸だ。
その人に仕事を振ろうとは…どうしても思えないのだから。
誰もが「その人を傷つけたくない」との言い訳して、わざわざ面と向かっていうことはない。これはオトナの優しい嘘。いや、怖い嘘か。本当は責任が取りたくないだけなのだ。
障害によって阻害されていることもある
「空気が読めない」は実は責められない可能性もあるのだ。だからモやる。
メンタルヘルス関係の仕事をしていると、「あ、このひと…たぶん…」と思うようなことがよくある。
ただ当たり前だが、精神科医でもなんでもないので診断はつけないし、発言することもない。
「とりあえず病院に行ってみたら?」と助言することぐらいは許されるだろうが、それすらもやろうとは思わない。
冷たい言い方をすれば、そこまで義理立てする理由がないからだ。
もちろん、本当に大切な友人に言ったことがある。これはプライベートに限った話ではなく、仕事で出会ったお互い信頼できる友人にも。
しかし、障害によってではない(それを判別するのは難しいかもだけど)空気が読めない人は、どうやってそれを改善していくのだろう?
「私は空気が読めない」というは起こりえない。「空気が読めない人」はいつだって自覚がないから。
「私は空気が読めない」と思ってしまった時点で、「空気が読めていない自分」を知っている。つまり客観的に物事が見れていることになる。それは空気が読めない人とは少し違う。
自覚がない以上、勉強のしようがないので他人から教わるしかない。しかし、大人の世界では「めんどうなひと」にはお金でももらわない限りは関わらないのだ。
子ども時代に会得できなかったコミュニケーション術を学ぶ学校とか、そのうちできそうな気がする。
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