「無駄を大切にできていない」と指摘された
指摘してきた相手は、臨床心理士のカウンセラーだ。
うつ病の治療を始めてから診てもらっていて、寛解した今でも私が希望して通い続けている。
サラリーマン生活に嫌気がさし、うつ病となって、さてこれからどうやって働いていこうか?と悩んだ結果、再スタートはフリーランスを選んだ。
とはいえ、なんのスキルも人脈もない私が、血なまぐさい戦場で戦っていくには、圧倒的な戦略が必要。根性や努力で勝てるのは、金か体力のある人間だけだから。
そこで思いついたのが、どのフィールドで戦うのか決め、職人のごとく徹底的にそこにエネルギーを集中すること。数少ない、エネルギーを。
まさにエッセンシャル思考だ。
「エッセンシャル思考」とは、自分が一番大事なものを見極め、それ以外の選択肢をうまく捨て、本質的なものに最高の力を発揮できるようにする技術のこと
その結果…
理詰め!合理化!戦略!こればかりでやってきてしまった。
実際にそれでうまくいった場面もあるのだけれど、範囲としては小さい。
論理は結局のところ、人間が決めた思考ルールに過ぎなくて、適用範囲が狭すぎる。爆発的な何かは不確実性の中から生まれる。
その証拠に、出版も起業のきっかけも、「想定外」のところからやってきたチャンスだった。
ビジネス書なんかを読んでると、多くの成功者が「いや〜昔はパイロットになりたかったんすけどねw なんか成り行きでこうなっちゃいました。」と書いていることが多い。
キャリアの8割は偶然って言葉もありますからね。
とはいえ、論理を全て無視するわけにはいかん
起業家である以上、責任もあるのでビジネスとして数字を取っていかないといけない中で、想定外を大切にする。つまり、無駄を愛する必要性があるということだ。
・長い移動
・生産性のないくだらない会話
・興味のない話
普通なら無駄と切り捨ててしまう部分に、人としても起業家としても大きく成長するタネが含まれている。
私はこれまで「それは時間の無駄だな…」と思って切ってきた。それゆえ、メンタル疾患を抱えていてもそれなりに突き抜けてこれたと思う(少ないエネルギーを一極集中してたので)
ただ、これから先の持続可能性や成長性を考えると、もはや合理化だけでは先細りしそうだと最近は感じている。
それは何度も書いているように、振り返ってみると想定外のところ(ほとんど非合理的なところ)から思わぬチャンスが転がってきているから。
もちろん、非合理なことをどんどんやろう!と遊んでばっかりになるつもりはない(笑)これまでと同じように、合理的な思考にも力入れていく。ただ、より人間的にというか、無駄を取り入れつつやっていくことも大切。
それが休息にも繋がると思う。苦手な休息も克服できるかも?しれない。
そもそも、メンタルヘルスの起業家のくせに合理化の塊というのは少し矛盾するしな(笑)なんか人間味なくて冷たいじゃん(笑)
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