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第1期贈賞式を先月開催し、hoshiboshiは第2期の活動を本格スタートしました!
去る2021年12月4日(土)、第1期の活動として開催された〈小説を書きたい人のための〉読書会&創作合評会「星々ワークショップ」、および140字小説コンテスト「月々の星々」において受賞された方の贈賞式を行い、2022年を迎えてhoshiboshiは第2期の活動が本格的にはじまりました。
その贈賞式の開催模様をレポートするとともに、hoshiboshi第2期の活動について本記事でお知らせします。
西馬込坂道お散歩ツアー
午前中には、贈賞式会場周辺の坂を巡る「西馬込坂道お散歩ツアー」が行われました。星々ワークショップ第6回の課題図書である『東京のぼる坂くだる坂』(筑摩書房)の「蓬莱坂」で、主人公の蓉子が辿った道のりを、ほしおさなえさんの案内で歩きました。小春日和で歩けば汗ばむような陽気のなか、1時間ほどの行程での散歩となりました。
・レポ筆者が現在山谷の起伏のある場所に住んでおり、小説を読んでなお「東京は平地」というイメージが強かったのですが、実際に歩いてみて認識を改めることとなりました。家の周りと同じくらい急坂がある……!
・参加者の皆さまも運営スタッフも、ひいはあ言いながら(?)坂を上っては下りてを繰り返していたのですが、ほしおさんは涼しい顔で先頭を進んでおりました。
・その起伏がどれくらいのものかと実感できるのは、佐伯山緑地ではないでしょうか。坂の上の入口から入ると大きなクヌギやイチョウの木が出迎えてくれるのですが、すぐに視界が開けて高台から街の様子を一望することができます。ここまで上ってきたのか、という充実感もひとしおでした。
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贈賞式
午後の贈賞式は運営スタッフの浅井洲による司会のもと、終始和やかな雰囲気で行われました。また、「星々ワークショップ」全合評会にゲストとしてご参加いただいたポプラ社・森潤也さんにもご出席いただきました。
贈賞ではほしおさんより「星々ワークショップ」、140字小説コンテスト「月々の星々」それぞれの受賞者の皆さまに賞状や賞品が手渡され、またワークショップ部門の星々大賞に選出された橘芙歩さん(受賞作:第6セット星々賞作品『異次元シャワールーム』)には表彰楯も贈られました。
140字小説部門の星々大賞に選出されたkent.kuroyaさん(受賞作:十二月の星々一席作品)はご都合で残念ながらご欠席でしたが、事前にお送りいただいた喜びのお言葉を司会の浅井が代読させていただきました。
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選評(ほしおさなえ)
選評ではほしおさんより以下のようなお話があり、大きな示唆をいただきました。
・ワークショップでは当初はプロの書き手として、自分の好きなものを書くことと人に読んでもらうものを書くことの違いを伝えることが有効かなと考えていた。しかし会を続けていくうちに、プロとして書くということが必ずしも「小説を書くこと」の中心にはないなということに気がついた。自身がデビューする前にもっていた、どうしようもなく書きたい思いというものをしっかり出していくことがまず大事なのかもしれないと考えるようになった。
・ワークショップ各回の星々賞について、これは何か伝えたい大事な思いがこもっているなと感じられる作品を中心に選んだ。140字小説も、落ちがあって笑える、驚くなどある種のわかりやすさをもったものだけでなく、言葉で書きながらも言葉に収まりきらないものを抱えた作品、言い表しにくいものにしっかり向き合った作品にもスポットを当てる賞にしたいと考えて選を進めた。
各作品の選評は、「星々ワークショップ」、140字小説コンテスト「月々の星々」優秀作とあわせて作品集『星々──生きるように書くこと』に掲載しています。通信販売も行っていますのでぜひお手にとってご覧ください。
ミニ140字小説コンテスト・お祝いのメッセージ
ポプラ社・森さんによる開始のご挨拶をいただいた歓談タイムでは、ご欠席の方を含めた参加者の皆さまに事前に投稿いただき、人気投票を行ったミニ140字小説コンテストの結果も発表されました。
20作品の中から見事1位の得票となったのは千野麦さん(星々ワークショップ第1セット星々賞『つゆくさ』執筆)の作品です。おめでとうございます!
冷たい星空をまっすぐに見つめる。私のいくつものまばたきが、いつか何億光年先の星へと辿り着いて弾ける。星々の瞬きはそうやって生まれ続けているのだという。よく澄んだ夜は、きっといつかどこかの誰かのまばたきと出会うことができる。白くなる息を潜めて、瞳を覗きこむように、空を見上げている。
また、こちらも事前に募集させていただいたお祝いのメッセージには、冨原睦菜さん、モサクさん、太陽や月などさん、大場さやかさん、けいろさんからお言葉をお送りいただき、代読させていただきました。ありがとうございました。
その後、新たに運営スタッフとして加わることになったmayさん(星々ワークショップ第2・3・6セット受賞)のご紹介や今後の星々についてのお知らせを行い、hoshiboshi第1期の活動の締めくくりとなる贈賞式は無事に終了となりました。
関東近辺だけでなく遠方からお越しいただいた方も多くいらっしゃり、とても充実した交流の時間をもてたことを運営スタッフ一同より改めて深く感謝を申し上げます。
第2期の活動として短編小説コンテスト(2/5締切)を応募開始し、2/19に読書会第1回を開催、ワークショップなども準備中です!
新年を迎えてhoshiboshiは第2期の活動が本格的にはじまりました。下記のような内容を募集・企画中です。
・140字小説コンテスト「月々の星々」〈毎月開催中〉 →応募方法
月替わりの文字を含む140字小説を募集します。優秀作は雑誌「星々」に掲載されます。
・星々短編小説コンテスト2022〈締切:2月5日(土)〉 →応募要項
テーマ「書店」
ジャンル不問。書店の思い出、書店を舞台にした作品など内容は自由。
①10,000字部門 ②5,000字部門。
優秀作は雑誌「星々」に掲載されます。
・星々読書会〈第1回:2月19日(土)〉 近日、詳細発表予定
オンライン(音声)で行います。
・ワークショップ(第2期) 来月、詳細発表予定
ほしおさなえさんが指導するオンライン創作ワークショップ(月1回×6回を予定)。
・雑誌「星々」の刊行(年2回発行)
コンテストの優秀作(短編小説・140字小説)、ワークショップの作品のほか、特集に関する記事やエッセイ、ほしおさなえさんの作品を掲載。
このほか、会員制度の創設など様々に企画を進めています。
Twitterや星々サイトにて最新情報をお伝えしてまいりますので、第2期を迎えた星々も引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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