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十一月の星々(140字小説コンテスト第2期)受賞作を発表します

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月ごとに定められた文字を使った140字小説コンテスト。

今月の文字は「書」。

「月々の星々賞」として一席、二席、三席の3賞+佳作7編(計10編)を選出しました(応募総数283編)。ご応募いただきありがとうございました。

受賞作は本記事で速報するとともに、後日にほしおさなえさんによる選評とあわせてhoshiboshiサイトへも掲載します。
また、受賞作および予選通過作は雑誌『星々』(年2回発行)に掲載します。

一席、二席、三席の方には特製の賞状(ほしおさなえさんによる手書きのお名前入り)を、さらに一席の方には星々オリジナル図書カード(1000円分)を贈呈いたします。

なお、十二月の星々(今月の文字「光」)も12月31日まで募集中ですので、引き続きのご応募をお待ちしています!【投稿方法

受賞作

入選



ヒトシ(サイトからの投稿)
書いておこうと思った。たとえば敷き詰められた落ち葉のほんのりとした暖かさを。たとえば木々の年輪にくっきりと刻まれる厳しい寒さを。たとえば冬枯れの枝に始まる新しい芽吹きを。たとえば沈黙した森に響く陽射しが降り注ぐ音を。せめて言葉を超えたものがあるということを明日も覚えておくために。

佳作(7編)

キジトラ(サイトからの投稿)
日記に「気持ち」は書き記さない。生々しい本質が残るから。イツドコデ何ヲシタ。ただそれだけの乾いた文字は、私の中を通過してきた物語の化石。いつか誰かがそれを読んでも、かつて骨の隙間を埋めていた血や肉や意思の気配を、行間に感じ取ることはきっとない。私だけが、私の想いを引き連れて歩く。
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