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九月の星々(140字小説コンテスト)応募作 part2

part1 part2(本記事) part3 part4 part5 結果速報

月替わりのテーマで開催する140字小説コンテスト。

【9月のテーマ】
作中に必ず『月』という文字を入れる。

9月30日までご応募受付中です!
(応募方法などは下記をご覧ください)

投稿作品(9月5日〜11日・投稿順)

東郷ペンチ(サイトからの投稿)
望月さんって聞くと、満月のイメージからかふっくらした人を想像しちゃうのよね。彼はまさにそうだった。私の料理を美味しい美味しいって余計丸くなっちゃって。
でもそれ、私とだけじゃなかったの。
だから痩せ細らせてあげたわ。今日やっと冷たくなったの。みごと計画通りで、欠けたることなし、よ。
ヒトシ(サイトからの投稿)
「侵略者」
そもそも地球には男しかいなかったんだ。単性生殖で子孫を残すこともできた。そこに月から女がやってきて住み始め、男との間に混血児が生まれるようになった。だって女は魅力的だし、素肌の触れ合いは気持ちいいからね。本当さ。その証拠に、女性は今も月のリズムで生きているだろう?
ヒトシ(サイトからの投稿)
「創造主たちの会話」
太陽と月って、見た目大きさあんまり変わらないじゃん?実はそこがポイントなんじゃないかって最近思ってさ。だって、どっちかが大きかったら日食とか月食とか出来ないし、満月とか三日月とかもないんだぜ?そこまで考えて作ったとしたら、いいセンスしてるよなー、あいつ。
ヒトシ(サイトからの投稿)
「月光」
誰かがあなたを褒め称えても、ただ静かに笑ってる。誰かがあなたを嘲り蔑んでも、ただ穏やかに聞き流す。明るいあの子と比べられても、あなたの心は波立たない。誰も気づかないところでもあなたは大地を癒してる。誰に感謝されなくてもじっと海の鼓動を守ってる。月光のように、ただひたすらに、美しく。


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