見出し画像

【vol.2】 どうせやる事になるなら『今やった方が良いこと』の見極めが結構大事じゃないか?と思ったはなし。


好きなものは先に食べる派? それとも後に食べる派?

 こんにちは。もかおです。
 早速ですが、みなさんは好きなものは最初に食べますか? 嫌いなものから片付けますか?

 私は、一人っ子だったので『あとに残しておくとなくなるよ』という状況を体験することなく大人になったので、どちらかというと『後派』かもしれません。みなさんは、いかがでしょうか?

 『後派』といえば、夏休みの宿題はどうでしょう?
 今こそ全員が成人しましたが、我が家は3人子どもがいて、夏休みのラスト2〜3日は、みんな仲良く徹夜作業していた記憶があります。自分自身は。。。どうだったかなあ。都合の悪いことはは、もう記憶にございません(笑)。

 私は他人との待ち合わせ時間については、5分前行動(もっと?)で、他人の時間を奪う様なことは絶対できないし、時間にルーズな人は基本付き合えないタイプなんだけれども、他人が絡まない『自分だけで完結できる案件』については、結構ユルイです。

インボックス・マネジメントという手法

 セルフマネジメントの手法にインボックス・マネジメントというものがあります。ネットでググったら、ちょうど下のチャートが出てきたので拝借しています。文字だけだと理解しづらいので、下のチャートを併せてご覧いただければと思います。

      参照: https://mg-design.co.jp/blog/inbox_slfmgmnt/

 なにを成すべきか一目瞭然だった時代から、多様な情報、多様な考え方が入ってきて、どこに自分の仕事の中身があるのか分かるのが、非常に難しい時代へと変化していると言われます。言い換えれば、仕事が達成したのか否かの判断も難しく、ゴールの設定が非常に困難となってきていると言えます。答えがない中、日々探っていく感じで、私たちの多くの仕事には終わりがありません。

 そんな状況でのパフォーマンスを上げるために、インボックス・マネジメントが有効となってきます。頭の中からペンディングを追い出し、行動を管理していきます。そのためにも ①タスクを終えた状態(結果)と ②タスクに取り組んでいる状態(行動)を区別し、はっきりと定義付けする必要があります。

 インボックス・マネジメントの活用

 インボックス・マネジメントの目的のひとつとして、『頭の中のIssueを定期的に空にする流れを作る』ことがあります。本来、頭は記憶するためではなく、『考える』ために存在しています。パソコンのパフォーマンスを上げるために、私たちは定期的にメンテナンスをしますが、自分の頭の中についてはどうでしょう?


 インボックス・マネジメントの手順については次のとおりです。
(上のチャートを一緒に追うことをお勧めします)

①把握
(やるべきことを全て頭の外へ吐き出す=例えば紙の上に書き出す)
②見極め
(その場で適切に判断するための、正しいさばき方を見極めるシステムをもつ)
③評価
(導かれた判断を自分軸と照らし合わせながら評価する)
④意思決定
(組織の軸、経営理念の軸、自分軸と照らし合わせてブレない意思決定をする)

  ここで大事なポイントは、2ステップ以上必要になる案件は『プロジェクトボックス』に入れてしまいます。また、仮に人生をかけて(数年に渡って)達成する様なプロジェクトであっても、1年以内に達成可能なステップを用意してあげることが大事です。複数のプロジェクトを抱える場合には、プロジェクトの優先順位を付けることも行います。また、失敗した場合の第3の選択肢を同時に考えておくことが非常に重要です。

 2ステップ以上を踏まないIssueについては、『2分以内にできる?』『そもそも自分が行うべき?』と言う振り分けが大事になります。2分で頭から追い出せるはずの事項を朝からずっと夜まで、時には翌日まで頭の中に抱え込んでいる事は、頭の本来の使い方ではありません。

 私たちの多くの仕事には終わりがない時代です。頭の中に常にタスクはいくつもある訳ですが、自分自身のパフォーマンスを考えた時、2分以内にできる事は本来その場で片付けるべきです。そもそも頭の中にタスクを記憶し、保存するのはもったいない事で、定期的に空にする流れを作ってやるために、上のインボックス・マネジメントはとても有効になります。

 お金持ち、と言われる資産家の方を対象にした調査で、メールでアンケートを行ったとき、共通してみなさんのメールの返信が早かったそうです。私自身は、インボックス・マネジメントという言葉を知る前から似た作業を自然と行なっていたのですが、資産家の方たちと違うのは、簡単に済ませるタスクの方が、いつでも出来る様な気がして後回しにしてしまう傾向があります。そこら辺から資産家になる素養が足りていないのかも知れません。

 vol.1にて『幸せは個人の主観によるものではなく、科学的に説明出来る事が増えてきた』という事をお話しさせていただきましたが、『成功の手法』についてもいろいろと科学的に分かって来ている事が増えている様です。

 成功者のマネをしてみる、ということを経営手法で実行されている方も多いと思いますが、まずは組織の前に自分自身のセルフマネジメントについて、実行されてみるのはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?