見出し画像

【vol.5】 ライフとワークの自分軸 その②


3週間近く前にその①を書いて放置してました。その続編です。

私は今年3月に8年近く働いた会社を退職しました。(詳細はその①)
退職日に家に帰るとポストには、以前エントリーしていた大学の履修証明プログラム(半年)の合格証が届いていました。つぎの仕事が決まった訳ではないけれど、学びなおしと言う言い訳(居場所)ができて精神的に楽になったのかもしれません。

合格証が届かなくても、退職理由を会社都合にしてもらったのと、コロナの緊急事態宣言発令中だったのとで、雇用保険も待機期間なく280日出ることが分かっていたので、年内はゆっくりする(働かない)と決めていたんです。(有給買い上げに、プラスで退職金も少し出たので)ペーパークイリングはじめたり。。。

はたまた、前職でお世話になった会社の決算の手伝いをボランティアでやったりして過ごしているうちに、大学の履修プログラムがはじまりました。

前職は経理で入ったのですが、最後の2年はなぜかブランディング事業の統括をさせてもらっていたのもあって、自分が信じてやってきたことが正しかったのか、その答え合わせをしたかった、と言うのがプログラムに参加した理由のひとつ。履修プログラムの中では、ブランディング、マーケティング、財務、金融リテラシー、幸福学、行動心理学などを履修しました。

プログラムが1/3が過ぎる頃、とある講義の中で『40代は企業に所属する最後のチャンス』と言う先生の言葉が腹落ちして、Webに放置していた履歴書を見て連絡いただくも、今まではスルーしていたのに、その時にたまたまお声掛けいただいた会計事務所の話に手を挙げ、2回の面接と3つのテスト(実技試験とWebテスト)をパスして、2週間後にはその事務所に在籍していました。

ご縁がある時はこんなものなのかなあ、と信じて疑わなかったのですが、実は合わなくて試用期間中に自分から退職を申し出てました。

前職を離れてみて、自分もはじめて分かったのですが、私は答えのある世界で『早く、正確に』を求められるより、答えのない世界で周りを巻き込みながら、ない知恵絞って答えを探す作業が好きらしい。アラフィフになって、再就職決めてから気づくことじゃない気もするけど。

もともと主婦だし、3人の子育てしながら、仕事しながら生きてきたのでマルチタスクは得意な方だと思う。仕事しながら、ごはんも作って、長男の野球のスケジュールに、ほかの子の塾の予定、受験のスケジュール管理、全部みんなやってきた。でも会計事務所でのマルチタスクは中華料理屋のキッチンで3つのタイマーかけて、チャーハン作りながら、野菜切って、点心蒸してる感じ。主婦で言えば、夕飯作ってるの一言で片付く。一方で、主婦の言う料理が得意は通用しない。味が薄かったら適当に醤油かけて、は客には通用しないから。

レシピ通りの決まった味を、いかに早く正確に提供できるかが勝負の世界は向いていなかった。私は、冷蔵庫の在庫やお財布の中身と相談しながら、今日はなにを作ったら喜んで貰えるのか考えるのが好きだ。鍋をかけながら風呂掃除をはじめたり、テレビが気になって火を止めることもある。みんなの帰宅時間を逆算して、途中で洗濯物を畳むこともあるし、時間がない時は着替えもそこそこで料理をはじめる。そんな違い。

ある程度の年になってから、自分の子どもと同じくらいの子と仕事の早さを競っても仕方ない。最初からマネージャー見習いのポジションで潜り込みはしたものの、私のらしさが上手く表現できないと感じたのだ。

と言うわけで、またプー太郎を約3ヶ月満喫中。

年内はゆっくり、ともともと思っていたけれど、暇だと買い物にお金がかかることが分かった。子どもにも「オモチャ買いすぎ』と言われる。
なので、年明けから働けるように、とまた重い腰を上げて絶賛就活中。

1週間ほど前に新しいエージェントに登録。キャリア面談を経て今週は3社ほどご紹介いただき、1社は通勤の都合辞退。2社書類通過、面接日設定済み。まだまだどうなるか分からないけれど、また働くことになりそうだ。家にいたらいたで、やることあるけど際限ないし、性分に合わない。なにせ、長男のときは出産後2ヶ月でフルタイムに復帰している。

人生100年時代、20代から70まで働くとして、私はまだ20年以上働く計算。
1社に8年いても、あと3社働く計算だ。つぎの50半ばのタイミング、60頭のタイミングで転職はできるのだろうか。さらに転職できるような魅力を身につけるか、自分で起業するか。

今までは、子育てと仕事と。目の前のことをこなすだけで、自分のキャリアプランにビジョンも戦略も、なにもなかったけれど、今度はそうも行かなそうだ。

と言うわけで、コロナ禍での二度目の転職。その③に続く。。。かもです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?