全国のクラゲ好き集まれ!『新江ノ島水族館』必勝講座【前編】
こんばんは。新代ゆうと申します。
今回はどうせクラゲが大好きな皆さまのために、クラゲ最強水族館のひとつである「新江ノ島水族館」の解説をしていこうと思います。
前回の「3分でわかる!忙しい人向け『サンシャイン水族館』必勝講座」はこちら。
それでは。
いくぜー!!
江ノ島水族館の玄関『相模原ゾーン』
さあ、やって参りました新江ノ島水族館。
え? 何が「新」なのかって?
そんなの自分で調べなさいよ!!!!
上の写真は期間限定展示、「“えのすい”の紫陽花」というコーナー。紫陽花にちなんだ特別展示をしているようです。
江ノ島は紫陽花が多いですものね。
和を感じる空間に紫陽花、それから相模川の魚たちが展示されています。夏だね~。
さて、進んでいった先には大きな窓のような水槽が。
ここには相模湾の浅瀬に住む魚たちが展示されています。
私の大好きなゴンズイがいました。
正直集まりすぎてて怖いので、いまこの瞬間をもってゴンズイのファンをやめます。
相模の海を知ることは世界の海を知ること。これは公式サイトさんが言っていました。
というのも、相模湾は深海、岩場、干潟など……様々な生態環境を持つ、いわば多様な生物の宝庫なんです。これも公式サイトさんが言っていました。
私は世にはびこる水族館マニアのひとりに過ぎません。知らないことは公式サイトさんなどの情報に癒着し、こうして皆さまにお届けするのです。
まるでコバンザメのような醜い立ち回り。
吹き抜け(?)になっているので、1階の大水槽を見下ろすことができます。
ここからでも迫力が伝わってきます。この水槽はとにかくエイのファンサービスがすごい。
大水槽はまたあとで見るとして、先へと足を進めていきます。
こちらは岩礁水槽。海藻の森です。
ここにはコブダイがいるので、とりあえず挨拶しておきましょう。
ここで見落としてはならないのがこちら、「海流マップ」。
相模湾はかなりの深さがあり、3種類の海(?)が層になっています。様々な海流に影響されるため、季節や海況によっていろんな種類の生き物を見ることができます。
ボタンを押すとマップ上の海流が光り、可視化されるようになっています。
この子は私のお気に入り。サザナミヤッコという種類です。
初代パックマンのステージみたいでしょ?
順路に沿って進んでいくと「海岸水槽」という4つの水槽が並んでいます。
順番に紹介していきましょう。
最初に現われるこちらは、干潟の水槽です。上から覗き込むことができます。嬉しいね。
カニくんが出迎えてくれました。
そしてお次はアマモ場。
アマモという海草の間を魚たちが泳いでいます。
この子はアミメハギ。泳ぎ方がかわいい。
次に逗子沖サンゴの水槽。
それから漁港の水槽へと続きます。
どの水槽も相模湾を再現していて、水槽上部に掲示されたモニターから、相模湾のどの地点なのかがすぐにわかるようになってます。
こちらは相模湾キッズ水槽。この日はちょうど地元のスポーツチームらしきキッズたちが遊びに来ていました。
キッズたちもこの水槽にはにっこり。
キッズ水槽にいる魚たちを何種類か紹介しましょう。
こいつはオニオコゼ。怖い顔をしていることで有名ですね。ちゃんとこっちを見てくれてます。
魚名板に見えるとおり、こちらはみんな大好き伊勢エビさん。
友だちが「美味しそ~」と言っていました。この状態で?
セミエビです。言うことはありません。セミのようなエビです。
キッズ水槽を抜けていくと、半トンネル水槽のような空間に。見上げると高確率でエイが泳いでいます。
ちなみに、ここにはウツボと一緒に写真が撮れるフォトスポットがあります。
私はここで写真を撮り、キッズたちに笑われました。
オラァ! 見せモンじゃねえぞ!!
「シラスサイエンス」ですよ、みなさん!!!
私でなければ見逃しちゃうくらいの見事な韻踏み。これにはラッパーもびっくり。
しらす丼に乗って出てくるアイツらは生後30日なのだそうです。世界でもしらすを展示しているのはここだけらしいですよ。江ノ島でしらす丼を食べた後に見るしらすたちは最高でした。
誕生から90日が経過した姿。全長2~3cmほどでしょうか。まだ丼として食べられそう。
しらすたちを抜けた先には相模湾の沿岸に住む魚たちが展示されています。
うつぼさんたちが歌っていました。たのしそうだね~。
初めて見ました。アオヤガラという名前らしい。
口が長い魚愛好家として、写真を撮らずにはいられませんでした。
この子、ウッカリカサゴという名前をしているらしい。
名前がかわいいですね。うっかり~。
これは悪の組織によって魔改造された魚です。
カニと融合させられてしまったよう。
身の丈に合わない強大な力は、いつか自分を滅ぼします。みなさまも身体を魔改造するときは気をつけてくださいね。
突然目の前が光に覆われ、気づけば視界いっぱいに大水槽が広がっていました。フロアも湧いています。
かなり長い時間ここを眺めていました。圧巻じゃ……。
しっとり落ち着いた空間『深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究~』
これは名探偵ピカチュウみたいになってしまったメンダコです。
社会は厳しいので。(?)
というわけでやって参りました、深海ゾーン。「深海『Ⅰ』」となっているのは、もうひとつ深海ゾーンがあるからです。
JAMSTECとは、国立の海洋研究開発機構のことです。ここでは深海生物の長期飼育技術に関する研究の様子が公開されています。
この写真のようにクラゲの骨を沈めてみたり、熱水噴出域の再現を行ってみたり。様々な研究がされているようでした。
これは水圧によって潰されてしまったブタメンの容器です。
この原理を応用すれば、浮気が心配な恋人を押しつぶし、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能なはずです。
みなさん是非実践してみてください。
全国最強クラスのクラゲ空間『クラゲファンタジーホール』
さてお待たせしました。クラゲのお時間です。
この、まるでクラゲの体内にいるかのようなデザイン。最高!!
最初に紹介したいのがこのキタカミクラゲ。
カミクラゲに似ていますが、こちらのほうがすっきりとした印象です。
そしてこちらはパシフィックシーネットル。
数が多すぎない? 人間としてのなにか根源的な恐怖を煽ってくるこの光景。
次はミズクラゲです。さて、毎回恒例、かさの模様が四つ葉以外のヤツを探すゲームでもしますか。
よーいスタート!
……。
答えは写真の画角の左外側、三つ葉の子がいました。簡単でしたね。
ヒョウガライトヒキクラゲ。
こういうゼリー、ありますよね? ちょっと高いヤツ。
あ、ない? そうですか……。
えー……。
あ、ぽよぽよ泳ぐのがかわいいで有名なカラージェリーです。
元気がもらえますね。
さて、ここでイルカショーの時間が来てしまったので、いったん順路を離脱します。
というわけで今回はここまで。また次の日曜日に必勝講座を公開します。
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次回予告。
タイトルで「クラゲ好き集まれ」なんて言ったのに、すでにクラゲコーナーを紹介してしまった新代……! やめて! ここでクラゲコーナーが終わっちゃったら、次回の記事がタイトル詐欺になっちゃう!!
次回、「もうひとつのクラゲコーナー」。デュエルスタンバイ!
予告された【後編】↓
おまけ
(過去に撮影した、心に闇を抱えている虚無のエイ)
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