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005 | とても小さな理解のための

向坂くじらさんという詩人を知ったのはTwitter上でだった。
Anti-Trenchというユニットで、ポエトリーリーディングをしているという。(ポエトリーリーディングについては、実はまだ見たことはない。)
彼女のnoteや、Twitterを読むうち、その言葉づかいの優しさに、引き込まれた。

詩集が出るというので、発売日にインターネットで買った。実は彼女の詩は、「月子、ハズゴーン」以外読んだことがなかった。

詩集を読んだ。詩を読む時、いつも感覚的に読んでしまうので感想を言語化するのが難しい。あえて言語化するなら、やっぱり優しい感じがする、それでいて、普段見て見ぬふりをしているところを浮かび上がらせるような鋭さがあるなあと思った。

私がとりわけ好きだなと思ったのは

  • 月子、ハズゴーン
    最後の部分がとても好き。

  • トマトポークカレー(もっとも個人的な)
    リズムがいい。このレシピで作りたくなる。時折入ってくるレシピとは関係のない部分がとても気になってくる。

  • 変態
    「変態」して羽化した女性はこれからどうなるだろう、と思う。結婚式の、虫の目で見た一粒の雨、自分たちを虫としたときの一粒の雨の描写が好き。

  • 君の帰りを待ちながら書いた詩
    夫のことを考えながら読んだら泣きそうになった。

うーん、やっぱり感想を言語化するのが難しい。詩を好きになるとき、感覚的に好きになってしまうので、理由を説明するのがとても難しい。

ひとつの習作として、noteにあげておきます。

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