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親の皆さん、自分の子どもをどのような子どもにしたいですか?

2023年5月に結婚をしてからというもの
将来のこと、特に子どもをどこでどう育てるかについて
よく考えるようになった。

子どもは親を選ぶことはできないから
子どもにとっては自分自身がどのような人生を歩むか
それは親の影響がかなり大きいと思う。

そういう意味では、失敗は許されない。

これは私の個人的な教育論だが
何かを「選択する」ことについては
基本的には子ども自身に任せたいと思っている。

どの学校を選ぶか、どんな習い事をするか
何のゲームをするか。

ただ、これだけは子どもに教えたい
こういう人間になってほしいというものが2つある。

1つは「7つの習慣を体現する人になってほしい。」
もう1つは「大切にしたい人を幸せにできる人になってほしい。」


1つ目の「7つの習慣を体現する人になってほしい」理由は
ほとんど2つ目の内容を達成するためのもの、その土台だと考えている。

私の最終的な目標は、世界中の人々を
幸せというシャンパンをグラスいっぱいにすること。

これが偽善に近い考えというのは承知しているが
「人がなぜ生まれてきたのか」ということについて考えると
あらゆるものやツールは、幸せにたどり着くための手段や材料でしかない
と思ってやまないのだ。

7つの習慣には、他者を成功に導くためには
自分自身がまず成功している必要がある
ということが書いてある。

つまりは、社会的な成功を達成するためには
他者の成功が必要であり
他者を成功に導くためには
まず自分自身が成功している必要がある
ということを大前提として
人生のあらゆる選択肢や行動について
思考して選択できるような人間になってほしい
というのが、1つ目にかけられた思いだ。

2つ目の「大切にしたい人を幸せにできる人になってほしい」理由は
これも結局は「世界中の人々を幸せというシャンパンを
グラスいっぱいにする」ために、というところに行き着く。

人生、出会う人は限られていて
かつ自分自身と長く時間を共にする人はもっと限られる。

よく「価値観が一緒の人と時間を過ごしたい」
という人がいるが、これについては私は反対だ。

これでは多様性は発揮されないし
例えば組織で言えば、社長も副社長も取締役も
同じ考えや意見、方向性しか持っていないのであれば
サービスや組織がより良いものにはならない。

夫婦関係だって、同じバックグラウンドや趣味を持つより
全く共通点がない方が長続きすることはよくあることだと思う。

もし同じ価値観であれば
そこで個人の主義・主張がぶつかり合ってしまい
シナジーを生み合う関係にはならない。

だから生物の多様性と同様に
価値観の多様性も、私は存在していいと思っている。

それがあえて「大切にしたい人を幸せにできる人になってほしい」
としている理由だ。価値観は、一緒でも違っててもいい。


最後に

子どもには、基本的には自分で選択できるようになってほしい
ただこの2つだけは伝えたい、ということをこれまで語ってきた。

1つ目「7つの習慣を体現する人になってほしい。」
2つ目「大切にしたい人を幸せにできる人になってほしい。」

私は、教育においてこれを達成するために
非認知能力やEQについて、かなりの文献を読み
自分自身で体現し、人に教えてきた。

人の能力というのは
認知能力(IQ)と非認知能力(EQなど)の掛け算だと思っている。

どんなに勉強ができても
非認知能力に欠けては、社会的成功を呼ぶ人間にはならない。

残念ながら、いわゆる子どもの習い事には
認知能力などのソフトスキルを高めるものが多いように思うし
それを選択する親が多いようにも思う。

人としての能力を高めるには、それだけでは足りず
非認知能力を高めてあげる必要がある。

しかし、なかなかこれが揃う環境はない。


これが最後の言葉となるが
この非認知能力を高められる環境を用意してあげるのが
いち子どもの親の役割なのだと私は考えている。



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