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ニーチェの言葉より③  いつも機嫌よく生きるコツ

『 不機嫌になる大きな理由の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役にたっていないと感じることだ。

だから、不機嫌な老人がいる。
一方で輝く青春の真っ只中にいる若い人たちが不機嫌なのは、自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。

したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。
そのことで自分の存在という意味が実感され、これが純粋な喜びになる。』

                   「人間的な、あまりに人間的な」


◇    ◇    ◇

仕事が細分化すると、同じようなことを毎日延々と繰り返し、当然モチベーションは下がり、「こんなこと、果たして誰かの役に立っているのか?」という疑問が生じるのは当然のことである。

そして、「人の役に立っているはず」の仕事が、実際は一部の人を「経済的にも精神的にも陥れていた」だけのことだったということも、この実社会では少なくない。
この点が実に悩ましく、見極めが難しい点であると思う。

素朴な心からの「ありがとう」の言葉が、いかにその仕事への【価値】を教えてくれることかがわかります。


不機嫌な老人に関しては、大いに【ボランティア】という活動への期待が持てるということでしょう。
案外、地方の過疎化、衰退化の深刻な問題は、ここから解けるかもしれないと思うのです。

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