ニーチェの言葉より④ 自分の生きた意見を持つ
『 生きた魚を手にするためには、自分で出掛けて行き、うまく魚を釣り上げなければならない。
これと同じように、自分の意見を持つためには、みずから動いて自分の考えを掘り下げ、言葉にしなければならない。
そしてそれは、魚の化石を買う連中よりもましなことだ。
自分の意見を持つことを面倒がる連中は、金を出してケースに入った化石を買う。
この場合の化石とは、他人の昔の意見のことだ。
そして彼らは、買った意見を自分の信念としてしまう。
そんな彼らの意見はいきいきとしておらず、いつまでたっても変わらない。
けれども、この世にはそういう人間が数多くいるのだ。 』
「漂泊者とその影」
様々な読み方があると思うが、ひとつの読み取り方では、まさに「日本の教育制度のステレオタイプ化」を指すと言えると思う。
人生は「トライ&エラー」であるのに、「指導」や「試験」で、その真髄が手に入ると誤解させてしまうことが、いかに個人にとってマイナスだろうか。
書籍や動画資料などは有益なものも多いと思うが、それを取捨選択する機会と手法、評価はもっと児童・生徒に委ねられるべきだ。
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