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教育を考える ① 「必要なことを言う」と「必要ないことを言わない」

百年以上も前から、良識ある学者や有識者が指摘していることだが、日本の「国語教育」は漢字を覚えることに、余りにも膨大な時間を浪費し過ぎている。
児童・生徒にとって、もっと現実的に悩まされるのは、「言葉の使い方」である。
もっと言うと、日々学校生活の中で、「心無い言葉」「余計な言葉」に傷つけられている。
これは実社会の中でも似たようなものだろう。

私の年老いた親は、「どうして、そう余計なことばかりを言うのか!」と思うのだが、私自身もつい、調子に乗った時、「余計なこと」「いう必要な事こと」を言ってしまっているかと愕然とすることが多い。

国語教育においては、「必要なことを言う」と「必要ない事を言わない」を早いうちから学習させることが、非常に大事なのでは無いだろうか。

現代人の多くは、もちろん私も含めて「現状維持バイアス」を言い訳にして、内心は「間違っている」と思っていても、直接には「言わない」を選択してしまいがちである。
しかし、ネットの「匿名」であれば、こことばかりに、「これでもか!」というぐらい罵詈雑言を浴びせつける。
「実名」では、何ひとつ言えない。

「必要なことを言う」と「必要ないことを言わない」は、人の一生に関わる重要な学習であると思う。


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